人生に地図はない

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経済的自由と幸せに生きる方法を日々模索する、社会人ブロガーによる社会系雑記ブログ

考えれば考えるほど難しい「浮気」の定義について、本気で考えてみた

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こんにちは。

 

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最近、色々な人と恋愛に関する話をしていて、「浮気」という概念のことをふと考えるようになりました。その主たるキッカケは、ある友達が“浮気は絶対に許せない”という意見を熱く語ってきたことです。

 

友だちいわく、浮気をするような人は確実に不誠実だし、最低な人間に違いないということです。たしかに僕も浮気をすることは良くないと考えています。しかし、冷静に考えてみると「浮気」という概念は非常に曖昧なものなのです。

 

 

目次

 

 

「浮気」の概念とは

 

そもそも「浮気」には、ここまではセーフでここから先はアウトです、という厳格なラインが決められていません。何をもって浮気とするかは、文化によっても価値観によっても異なりますし、一人一人基準が変わってくるのです。

 

日本において、結婚しているパートナーとは別に愛人がいれば、それは一般的に浮気となりますが、一夫多妻制の国においてそれは浮気ではなかったりします。もう一人の妻を迎えただけのごく普通の純愛なのです。

 

また、映画などで、家の事情でむりやり結婚させられた中世の貴族が、ふと街で知り合った素敵な人に恋をすることを「浮気」とは言いませんよね。それは、気持ち的に浮ついている要素はありませんからね。あくまで純愛と言えます。

 

つまり、「浮気」の定義は国によって、制度によって、時代によって、人によって、全くバラバラで、絶対的な基準というものはそもそも存在しないのです。

 

それでもあえて「浮気」というものの定義を決めるとしたら、必ず考えなくてはいけないことが1つあります。それは、「浮気」が行動に対するものなのか、感情に対するものなのか、どちらが重視されるかということです。

 

 

「浮気」は行動か、感情か

 

今からAさんとBさんという架空の2人の事例を上げます。それに対して、皆さんはどちらが浮気をしているか、あるいは両方とも浮気をしていると言えるのか、言えないのかを考えてみて下さい。

 

 

  • Aさん…Aさんには結婚をしていて愛すべき妻がいるが、会社で趣味の合う女性Cと仲良くなり、Cと一緒に飲みに行くようになった。次第にますます仲良くなり、AさんはCと2人だけで泊りがけの旅行をするようにまでなった。しかしAさんは、Cに対して一切の恋愛感情を抱いていない。あくまで妻一人だけしか愛していないし、その感情は一切揺らいでいない。ただし、CはAさんに対して特別な感情を抱いている可能性はある。

 

  • Bさん…Bさんには結婚をしていて愛すべき妻がいるが、会社で趣味の合う女性Dと仲良くなった。Dと話しているうちにBさんは、Dに熱い恋愛感情を抱くようになった。次第にBさんはDのことで頭がいっぱいになるようになり、Dのことを考えない日はないほどになった。しかしBさんはDと“話す”以外のことは一切しなかった。結婚した妻を裏切ることは絶対にしたくないという思いで、変な行動は一切せず、感情のみでこらえたのだ。

 

 

皆さんは、AさんBさんのどちらが「浮気」をしていると感じますか?あるいは、両方とも「浮気」をしていると考えますか?その答えは人によって様々だと思います。

 

行動に移したら、例え感情を抱いていなくても一発アウト!という意見の人もいますし、行動に移してなかったとしても、感情を抱いた時点でアウト!という意見の人もいます。どちらもアウト!という人も当然いるでしょう。

 

 

僕なりの見解

 

ここで、僕の個人的な「浮気」に関する見解を述べていこうと思います。

 

 

現代日本で生まれ育った僕が個人的に考える「浮気」の定義は、「その人のことを、一番に考えることを辞めたとき」です。

 

 

浮気というのは、浮ついた感情を持つということですが、そもそも人は誰でも浮ついた感情を持つようにできています。人間は1人の異性だけを愛するようにはできていないのです。

 

人間が異性に興味を持つことは、生物学的に当然のことですよね。結婚をした瞬間、パートナーを作った瞬間、人間の三代欲求である性欲が消滅することは普通に考えてあり得ないのです。

 

つまり、人間が浮ついた気持ちを持つことは仕方のないことなのです。となれば、どこからが浮ついた気持ちの限界ラインなのか、ということを決めれば良いわけです。それが、「その人のことを、一番に考えることを辞めたとき」なのです。

 

要するに、どんなに行動に移しても感情を抱いても、結婚相手や恋人、パートナーを一番に考えているという部分だけでも揺らがなければ、それは浮気ではないと僕は思うわけです。

 

 

最後に

 

この考え方は寛容的過ぎると批判されるかもしれませんが、僕はお互いにある程度の寛容さは必要だと思っています。

 

でないと、恋愛感情の一切ない学生時代の友人(異性)と食事に行っただけで「浮気」と見なして揉めたり、生物の持つ基本的な欲求(性欲)で少し感情に乱れがあっただけで「浮気」と見なして揉めるようなことが頻発しかねません。

 

もちろん浮気をすることは絶対にダメですが、良好な関係を保ち続けるためにも、ある程度の寛容さを持つことも重要なのではないかなと僕は思います。

 

ただ、付き合うにしろ結婚するにしろ、そのパートナーを愛するということに相当な覚悟を持たなければならないということは確実に言えることでしょう!

 

 

 

最後まで見てくれてありがとうございます。