こんにちは。
人間というものはどこまでも欲の深い生き物であり、どんなに満たされていても満足することなく、全てを知ろうとしたり、血眼で完璧を求めようとしたりします。
特に、人は自分にないものを欲しがります。やっとの思いで手に入れたものには直ぐに興味が無くなり、他人が持っていて自分が持っていないものへと常に目を向けるのです。
もちろん僕自身もそういった経験を幾度となく繰り返してきました。無意識のうちに、自分が持っているものには何の関心もむけず、他人が持っているものだけに魅力を感じていました。
そこで今回は、「ああ、人は自分にないものを欲しがるんだなぁ」と強く実感したあるあるの事例を3つ紹介していこうと思います。
目次
都会vs田舎
都会に生まれ育った人は田舎の生活に憧れを抱き、田舎に生まれ育った人は都会の生活に憧れを抱くということが、周りを見て非常に多くあるということを実感しました。
僕は生まれも育ちも東京で、ずっと都内の学校に通っていました。高校の頃は、放課後に原宿へ行ったり、池袋に行ったりすることが良くありました。田舎出身の友達にその話をすると非常に羨ましがれたりしますが、僕自身はそんな生活に何の凄さも感じていませんでした。
むしろ、ど田舎出身の友達のライフスタイルに憧れを抱いていました。通学路には坂道や古い神社があり、学校の周りには民家と畑が永遠と広がっている。そんな環境にある高校に通ってみたかったと思っています。「県立高校」というワードを聞くと、なぜかノスタルジーな気持ちにもなります(笑)
本当は、どちらの生活にも魅力があって素晴らしいはずなのに、お互い自分の環境にないものばかりに目が行ってしまっていたのです。
一人っ子vs兄弟
兄弟の有無に関しても、人生で8万回くらいは激論を繰り広げた記憶があります。僕は一人っ子なのですが、とにかく兄弟が欲しいと思っていましたし、兄弟がいる友達を羨ましいと感じていました。
しかし、いざ兄弟がいる友達は、一人っ子に憧れを抱いているケースが非常に多いのです。一人っ子の気楽さと自由さが羨ましいと思っているのです。もちろん兄弟仲がとても良いという方もいますが、限りなく少数派だと思います。
恐らく、お互いがお互いの人生を経験していないないので、デメリットが見えづらいというのが原因だと思います。一人っ子のデメリットは一人っ子にしか体験できませんし、兄弟のデメリットは兄弟がいる人でないと経験できませんしね。
一人っ子のデメリットに関しての記事を以前書いたので、そちらもよければご覧くださいませ。
アルコールの強さ
世の中にはアルコールに強い人と弱い人がいますよね。どちらかと言えば僕自身はアルコールに強い方なのですが、正直、アルコールに強くて良かったと思えることはほぼありません!むしろ、弱い人が羨ましいと思っています。
なぜなら、アルコールに強いとどれだけ飲んでもなかなか“酔う”という状態にならないからです。つまり、お酒の意味がないのです。頑張って沢山飲んでも、少しフラフラする程度で、微塵もテンションが上がったりしないのです。なので、少しだけ飲んですぐ酔えるという人はお酒のコスパが良くて羨ましいと思うのです。
けれど逆に、お酒が弱い人は、居酒屋の飲み放題で沢山お酒を飲めるアルコールが強い人に憧れるというパターンがあるのです。たしかに、飲み会で少ししかお酒を飲めないと損した気分になりますからね。
でもアルコールに強くて飲み会が嫌いな人にとっては、宅飲みですぐに安く酔えることが一番コスパ良くて羨ましいなとは思いますね!
まとめ
人は、常に自分にないものを欲しがる傾向にあります。しかし、冷静に考えてみると、今の自分自身はきっと誰かの憧れでもあるのです。自分で気がついていないだけで、かなり美味しいポジションにいるのかもしれないのです。
自分にないものばかりを見るのではなく、自分が今持っているものを注意深く見るようにすれば、自分自身に満足することができるようになるかもしれません。絶対に、その方が良いはずです。
どんな短所も、見方を変えれば長所になるのです。もう半分しか残っていないと捉えるか、まだ半分もあると捉えるか、同じ水の入ったコップを見ても、思考次第で180度変わってきます。
自分にないものを見るのではなく、自分にあるものを見て人生を送れるようになれれば、人は幸せになれるのではないでしょうか。でも、それがなかなか難しいことなんですけれどね!
最後まで見てくれてありがとうございます。