人生に地図はない

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経済的自由と幸せに生きる方法を日々模索する、社会人ブロガーによる社会系雑記ブログ

もしも5億年ボタンが途中退場アリだったら、99%の人が1円も貰えない説。

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こんにちは。雑記ブログ「人生に地図はない」を運営しているブロガーのYS(ワイエス)です。

 


皆さんは『5億年ボタン』という短編漫画を知っていますか?今からおよそ20年以上前に発表された漫画ではありますが、ネット上で見かけたこともある!という人も多いのではないでしょうか。

 


短編ということもあり、非常に短いストーリーなのですが、その哲学的とも言える内容の衝撃さからか、今でも話題に上がることの多い漫画です。

 


簡単に内容を紹介すると、ボタンを押すと何もない別次元の空間に転送され、そこで5億年を過ごすことで100万円が貰えるというものです。別次元にいる間は眠くもならずお腹も減らず、ただ何もない空間で5億年と言う途方もない時間を過ごさなければなりません。

 


しかし、5億年が経過し元の次元に戻る際、そこでの記憶は全て消去されます。つまり、現実世界に戻った自分自身からすれば、ボタンを押してほんの一瞬で100万円が手に入ったのと同じ感覚になるのです。実際には5億年という時間を経験しているのにも関わらず。

 

 

ネットでの意見と僕の意見

 

これはある種の思考実験なのですが、インターネット上では「絶対に押したくない」「押さないなんておかしい」など、押す押さないの意見が半々となっています。

 

たしかに、戻ってきた時には今までの苦痛が全てリセットされているため、実質何もせずに大金を手に入れることができます。ですが、それまでの5億年間はおそらく、ボタンを押してしまったことへの後悔を膨大な時間、し続けることになります。皆さんの意見はいかがでしょうか?


僕の意見としては「ボタンは絶対に押さない」です。たとえ記憶がリセットされる(自分の経験にならない)にしても、ボタンを押して5億年間後悔し続ける「地獄のような経験」をする人間(自分)は、必ず存在するのです。たとえ自分自身の経験として残らなくとも、そのような壮絶な体験をしている人が存在するという事実に、僕は耐えられません。

 

 

もしも5億年ボタンに途中退場ボタンがあったら

 


5億年ボタンを押すと、別空間で5億年間を過ごすことにより100万円の収入が得られます。これをより身近な小さい単位に置き換えていきましょう。

 

5億年間で100万円


5000万年間で10万円

500万年間で1万円

50万年間で1,000円

5万年間で100円

5,000年間で10円

500年間で1円

 

となります。

 


こう考えると、あまりにも時給と収入が割に合わないことが分かりますよね。もしも仮に5億年ボタンが途中退場可能だとしたら、多くの人は1万円どころか、1円すら手に入れられずにリタイアすると思います。

 


1円を手に入れるために500年待つことが馬鹿馬鹿しいと気がつくのに、きっと数日も掛からないでしょう。そのような地獄に生きた精神を追いやるのは、たとえそれが「私」に無関係であったとしても、良心の呵責に耐えられません。

 

この話はあくまでフィクションですが、思考実験としては非常に面白いテーマであることには違いありません。皆さんもぜひお友達やご家族とこの内容を話し合ってみて下さい!

 

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