こんばんは。
2018年現在、筆者である僕は残すところ卒業を待つのみの大学4年生で、内定も無事決まっており、来年度からはいよいよ新社会人としての生活がスタートします。そこで今は、内定先で業務内容に早めに慣れるための研修を行っている最中です。
研修といってもやる業務内容自体は社員さんとほとんど変わらないため、実際にはもう社会人になったかのような生活をしています。自分自身でも、なるべく実際の勤務状態に近づけるため、辛いですが5日連続で出勤したりもしてみました。現時点では合計で2週間ほど働いています。
今のところはまだ2週間ほどしか社会人として過ごしていませんが、色々と思うことや感じたこともあるので、今回はそのことについてブログでまとめてみることにしました。是非ご覧ください!
目次
時間があっという間に過ぎる
実際に会社で社員の一員として働くことになると、覚える業務内容がバイトに比べて膨大になります。本当に次から次へとメモを取らないと、とてもじゃないけど覚えきれない量の重要事項があるのです。
社会人の皆さんなら「当然だろう」と言いたくなると思いますが、ついこの間まで人生の夏休みと言われる期間(大学生生活)を過ごしていた人間にとってはベリーハードです。棚の中に入っているものや、デスクトップのフォルダの位置など、細かいことを入れると、1日100個以上は軽く覚えなければいけないことが出てきます。
メモを取って、実践して、慣れて、メモを取って…、と繰り返していくうちに、勤務時間である8時間はあっという間に過ぎ去っていきました。体感だと本当に3,4時間ほどなのです。そのお陰か、勤務時間に関してはそれほど苦に感じませんでした。
「学歴が関係ない」は本当
「社会に出てからは学歴なんか関係ない」という言葉は至る所で聞いてきましたが、実際に自分が会社という社会に出てみて、これが事実であることをヒシヒシと実感しました。
僕の内定先は、誰もが知る難関国立大学出身の方や、偏差値の測れない、いわゆるFランク大学出身の方まで幅広くいます。基本的には大卒者が圧倒的に多い職場なのですが、そういった学歴は会社内で1ミリも問題にされていませんでした。当然ですが、学歴よりも実際に仕事のできる人が周りを引っ張る強い立場に立っているのです。
僕を直接指導して下さっている先輩は、地元で有名なFランク大学出身の方ですが、とても頭がキレるし、魅力的だし、あらゆる業務を完璧にこなし、周りの社員を引っ張っています。実際に業績も優秀だそうです。
いくら優秀な大学を出ていても、仕事ができなければ全く尊敬されないし、学歴がなくても、仕事が優秀であれば尊敬される、それだけの世界です。そこに“大学名”のブランドが介入する余地は微塵もありませんでした。
年功序列の弊害
研修中のある時に、僕の配属先にエリア部長という役職の高いお偉いさんがやってきました。普段店舗にいる社員さんは20代~30代前半の比較的若い集団なのですが、その部長は50を有に越している人でした。
僕の会社の仕事にはPCが欠かせないのですが、その部長はPCの操作があまり得意ではないようで、「おーい、これどうやって入力するんだ」「おい、これ戻るにはどこ押すんだ」と頻繁に周りの先輩社員へ基礎的なPCの操作方法を偉そうに尋ねていました。
社会経験の乏しい僕が見ても、その部長が仕事の邪魔になっていることは火を見るより明らかでした(笑) たしかにキャリアや経験はあるのかもしれませんが、PC業務がメインである現況においてPC操作が苦手であるのは壊滅的です。
よく“会社の上司がエクセルを使えない”とかそういった笑い話の類の話があることは認識していましたが、いざ本当にそういった場面を目撃すると逆に感動的でもありました。
意外と苦しくはない
8時間勤務を5日間連続という社会人に近い日程をこなしたわけですが、実際にやってみて感じたことは“思っていたほどキツくはない”ということです。たしかに今は覚えることが多いし、忙しくてドタバタしていたのですが、慣れればどうってことない作業だと思います。
人間関係も悪くないし、ブラック企業というわけでもありません。仕事自体は、面白いことも中にはありますが、9割はつまらないといった感じです。しかし、学生時代のバイトの時よりも遥かに多い収入を貰っていると考えれば、全然苦ではありません。
トータル的には、学生時代に比べてしんどいっちゃしんどいけれど、思っていたほどのしんどさではない、といった感じです。「ああ、こんなもんか」と拍子抜けした感があります。社会人生活はもっと地獄のようなキツさであると想像していましたから。
ただし、1点だけ、どうしても避けることも背けることもできない、ある強い感情が浮かびました。それは、「一生こうしていたくはない!!」ということです。
一生こうしてはいたくない
2週間働いてみた結果、悪い会社ではないことは分かったし、会社にも人間関係にも業務内容にも、不満はほとんどありませんでした。仕事の9割はつまらないけれど、スキルが乏しい最初の内はどうしても雑用事務的な仕事が中心になってしまいますし、それに仕事が楽しくてしょうがないという人は滅多にいないはずので、それは仕方ありません。
以上のことを考えてみた結果、自分はどう見ても恵まれている方ですし、不満なことも少なく、現状に文句はないと言えます。就職先があることで今後の人生の「安定」も手に入り、ある程度豊かで文化的な生活が保障されたわけです。しかし、それなのに、どうしても「一生ここで働く」ということを考えると、なぜか強烈な嫌悪感がこみ上げてくるのです。
なぜそのような矛盾した感情を抱くのか自己分析してみた結果、おそらく自分自身の人生が全て決まってしまったと感じるからである、と結論付けました。会社勤めをすることで、今後40年、人生の本当に大部分を会社中心の同じような繰り返しの日々で過ごすことになります。安心と安定を引き換えに、トキメキとワクワクを捨てるわけです。
しかし、安心と安定がなければ、さらに苛酷で辛い人生が待っています。そのため、安定は絶対に捨てられません。となると、やはりトキメキとワクワクを捨てた方がマシ、という選択になるのです…。
この記事のまとめ
実際に社会人として働いてみることで、世間で言われている事が本当に起こっているという事実や、自分が奥底に抱いている本当の気持ちなど、あらゆることに気がつくことができました。
自分はまだ大学生で、人生はまだまだ始まったばかりなので、これから先の事について考える機会は沢山残っています。まずは2,3年社会人として働いてみて、20代の後半に差しかかった頃には人生の重要な決断をしようと思います。
この記事をご覧になっている大学生や新社会人の皆さんも、是非この記事を参考にして、今後の人生について真剣に考えてみる機会を設けてみてはいかがでしょうか。
最後まで見てくれてありがとうございます。