人生に地図はない

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経済的自由と幸せに生きる方法を日々模索する、社会人ブロガーによる社会系雑記ブログ

大学はオワコンなのか。「大学不要論」を現役大学生が語ってみた

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こんにちは。

 

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皆さんは、日本の「大学」についてどのような考えを持っていますか?そう聞かれると「学歴社会」だとか「偏差値」だとかについて連想する人が多くいるのではないでしょうか。大学は最高教育機関の1つなのですから、それは当然です。

 

ところが、世の中には「大学はオワコンと化している」「学歴はもう必要ない」と唱えている人が非常に多くいます。そのような意見は基本的には非難の対象となるのですが、多くの人が口にしていないだけで、実はそう思っている人は結構いるのではないでしょうか。

 

僕自身、現役の大学生の身からしてもそのように感じることは多々あります。しかし、だからといって、大学を卒業する必要がないのかと言われると、それもまた違う気がします。

 

大学というコンテンツが終わっていることは確かなのですが、そのシステムが不要かどうかということはまた別の問題であると考えています。これはかなり難しい問題だと言えるでしょう。

 

そこで今回は、僕が「大学不要論」について思っていること、どういう社会が理想的だと考えているのか、などについて徒然なるままに語っていこうと思います。

 

 

目次

 

 

大学はオワコンか

 

まず初めに、「大学がオワコンと化している」という意見は事実であると僕は考えています。なぜなら、大学に本来の目的である“学問”のために通っている学生は、ほとんどいないからです。

 

色々な大学に通っている人から色々な話を聞きますが、本当に何かを学びたくて大学に進学するという人は限りなくゼロに近いのが現状です。多くの学生は、単により良い就職先を手に入れるために、自身のキャリアアップのために大学へ進学しているのです。

 

僕自身も、学問をするために大学へ進学したつもりは全くありません。ただただ、進学した方が就職によさそうだから、親が進めるから、といった理由で大学へ通うこと決めました。そして、僕の周りの友達も、ほとんどが僕と同じ動機で大学へ進学しているのです。

 

大学ではまともに“学問”をしている人は限りなく少数派で、多くの人は、バイトをしたり友人とで遊んで過ごしているのが現状です。大学生活は人生最後の夏休みとさえ言われています。

 

現在の日本の大学は、事実上の「就職予備校」として成り立っているのです。つまり、大学本来の目的からしたら、現在の大学は「オワコン」と化しているわけです。もちろん例外はありますが、全体的に見るとやはりそういうことになってしまいます。

 

 

「通わなくてもいい」はウソ

 

上で述べた通り、大学は事実上オワコンと化しています。それなら大学へ通う必要はないのかというと、それはまた違います。大学には通った方が絶対にいいです。

 

なぜなら、大学を出ておくだけであらゆる選択肢が大きく広がる社会があるからです。大卒というと、世間的な評価も上がりますし、会社の待遇や給与にも関係していきます。

 

「高卒でなければできないこと」よりも「大卒でなければできないこと」の方が圧倒的に多いのです。大学本来の目的や意義が違っていたとしても、大学を出ることで得られるメリットは依然として多く存在しているのです。

 

では「大学不要論」を唱える人々はなぜ大学が無駄であると言っているのでしょうか。それは簡単で、彼らは個人について言っているのではないからです。彼らは「社会全体」に対してそういっているのです。

 

「大学不要論」を唱える人々は、社会全体という大きな枠から世界を見ており、だからこそ、大学が社会に不必要なものであることを指摘しているのです。

 

貴重な若者が、より良い企業へ就職するためだけに4年間大学へ通うということは、社会的に見て大きな労働人口の喪失とも言えます。一方で、アルバイトという雇用形態が飽和状態となり、安い賃金で働かく人が増えてしまいます。

 

たしかに、大学が社会で不要なものというのは事実かもしれません。しかし、個人単位から見れば事情は全然違います。いくら大学が不要で無駄な茶番だとしても、社会がその茶番を続けるのなら、やはりそれは重要なものであるのです。

 

一個人が「大学など意味ない、無駄である」と思っていても、会社の人事は大卒を優遇しますし、世間は大卒を高く評価します。いくら幻想だとしても、大多数が信じているものは実在することになるのです。それが社会というものです。

 

 

まとめ

 

  • 大学は、本来の目的である“学問の場”という点からすれば完全にオワコンである。しかし、大学へ行くことのメリットは依然として存在する。

 

  • 大学不要論を唱える人は“社会にとって”という前提から大学が不要であることを語っているのであって、個人の目線から言っているのではない。

 

  • 世の中の多くの人々が「大学には価値がある」と信じているため、依然として大学は社会に必要な存在となっている。

 

 

 

僕個人としては、大学に通うことで素晴らしい友人に出会えたり、沢山の新しい経験をできたので、結果論ではありますが、通ってよかったと思っています。

 

皆さんは現在の「大学」についてどう考えていますか?

 

 

 

最後まで見てくれてありがとうございます。