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「活字の本が苦手」という人必見!読書嫌いを克服する3つの方法! 

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こんばんは。 

 

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皆さんは活字の本と聞いてどんな印象を思い浮かべますか?文字がビッシリと書いてあって、内容も難しそうで、読んでいるうちに眠くなりそうであったりと、どちらかというと苦手意識を持っているという方が多いのではないでしょうか。 

 

かくいう僕も学生の頃は活字の本が大の苦手でした。漫画やイラストがメインの本は読むようにしていましたが、文字だけの本は避けていました。しかし今では、忙しい社会人生活を過ごしつつも活字本を月に3~5冊は必ず読むほど、読書が好きになりました。

 

そこで今回は、読書が苦手という方に向けて、活字本を読みやすくなるコツや考え方、本を読むこと自体のメリットなどを踏まえながら、自分なりの読書嫌いの改善方法をお伝えさせて頂きます! 

 

目次

 

「難しい」という固定観念を捨てる 

活字の本と聞くと多くの人が「難しそう」という思い込みを持っているかと思います。たしかに、専門的な医学書や政治書など、難しい本は大抵全て活字本です。しかし、活字本だからといって必ずしも難しい本というわけでは決してありません。 

 

小難しそうなタイトルの本でも、実際はサクサク読み進められる普通の推理小説だったり、分厚くて専門的な内容がミッチリ詰まってそうな本でも、十数個のテーマに分かれていて一つ一つは分かりやすい内容が書かれた本であったりします。 

 

例えば、今まさに僕が読んでいる本が下記画像の『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考(ユヴァル・ノア・ハラリ著)』という本です。

 

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タイトルやパッケージからして明らかに難しそうな内容が詰まっていそうですよね。僕もこの本を手にしたときは、小難しい政治の話や、専門的な科学技術の話が沢山あるものだと思っていました。 

 

しかし、実際に読んでみると、普通の社会人である僕でも普通に理解できる内容で、これからの人類がどういう未来へと向かって行くのか、どういう準備や考え方を持つことが大切かを良く理解することができました。一言でいうととても面白い内容の本でした! 

 

そもそも、内容があまりに難しかったり専門的すぎる場合、一般的にその本はベストセラーとなることはありません。なぜなら読む人がいないからです。僕を含め世の中のほとんどの人は、専門的な知識を持ち合わせていません。多くの人が読んで理解できるような一般レベルの内容でなければ、多くの書店に並べられるほど大量出版されることは無いのです。 

 

この本の中で特に面白かった一節を紹介しましょう。それは、今後テクノロジーが進歩するにつれ医療技術も向上していき、その結果、「健康問題」を抱える人が増えるといったものです。医療技術が発達するのに、なぜ健康問題に頭を悩まされる人が増えるというのでしょうか。 

 

それは、医療技術の向上のおかげで、病気は痛みや実際の障害に繋がるはるか以前に発見・診断されるようになるかもしれないからです。その結果、現時点で健康的な人でも何かしらの「健康問題」を抱えることとなり、それ故に人はアルゴリズムのあれやこれやの勧めに従う羽目になります。アルゴリズムに従わない人は、会社をクビになったり、医療保険が無効になってしまったりします。 

 

いわゆる、AIや機械の指示に人間が従うような未来が近いうちに訪れるであろうことを本書では指摘しています。非常に分かりやすい一節だと思います。 

 

読書のメリットの多さを理解する 

そもそも読書にはメリットと呼ぶべきものがあまりにも沢山あります。それを知らずに「本が苦手」と読書する習慣を全く作らないまま人生を過ごしていくのは正直かなり勿体ないでしょう。 

 

読書をするとまず初めにストレスが軽減されます。音楽鑑賞をしてリラックス効果を得られるのと同様に、読書にも、心をリラックスさせストレスを軽減させるといった効果が科学的に証明されています。それを読書療法(ビブリオセラピー)と言います。 

日本読書療法学会 - 読書療法とは

 

また、読書をすることによって幅広い知識が得られます。具体的に挙げていくと、まず文章中に出てくる自分の知らなかった単語やことわざ、言い回しなどを知ることができます。語彙やボキャブラリーが読書によって劇的に増やすことができます。 

 

当然、そうした文中に出てくる言葉のみならず、本自体で取り上げられている思考法や知識、新しい考え方なども手に入れることができます。そうした知識が増えることで、教養が磨かれますし、社会やモノの見方に対する視野が広がります。さらに、仕事や日常生活、恋愛に関するヒントを手に入れることもできます。 

 

その他にも、本を読むことで読解力が向上し、学習能力の向上にも繋がります。読解力は、新聞やネットニュースの記事、上司からの指示やお客様からの要望など、社会人として重要なスキルの1つとなります。 

 

また、読書をすることで、読解力が鍛えられると同時に文章構成能力も鍛えることができます。文章構成能力は、企画書や調査報告書の作成、あるいは履歴書の作成など、これまた社会人に求められる重要スキルの1つです。ある程度整った文章を作成することができれば、周りからの見方も当然変わってきます。 

 

僕自身も、仕事では結構失敗をすることが多く、よく周りの動力からもおっちょこちょいだと思われる事が多いのですが、顧客との文章でのやり取りや、商品紹介の説明文などに関しては上司からそこそこ評価されています。元々は僕も文章を作るのが大の苦手でしたが、読書を習慣づける事で、少なくとも“変な文章”を書いてしまうケースはかなり減ったと思います。 

 

他にも、想像力が鍛えられたり、周りからの見られ方が良くなったり、移動時間が楽しくなったり、興味のなかったものに関心が向いたり、意外な出会いがあったりなど、本当に数え切れないぐらいのメリットが読書にはあります。 

 

映画やアニメなどから好きな著者を作る 

活字の本が苦手という方でも、例えばそれを書いている人が自分の好きな大学の教授であったり、友人や親戚などの知り合いであったり、興味関心のある映画やアニメの原作者であったりすれば、活字の本であっても手に取って読みたいと思えるのではないでしょうか? 

 

実際に僕も、中学生の頃は活字の本が大嫌いでした。ですがある日、友人の紹介で柴田一成監督の『リアル鬼ごっこ』という映画があることを知り、それを観て非常に面白いテーマだと感じました。 

 

そこで、その映画の原作の小説があることを知り、そして原作者の山田悠介さんという人物を知るに至りました。それ以降は、『スイッチを押すとき』や『ニホンブンレツ』などの山田さんの作品を活字本で読むようになっていきました。 

 

僕の実体験のように、映画やアニメなどから自分の好きな著者を見つけるというのは、活字本の世界に踏み出すきっかけとしては最もハードルが低く良好な方法だと思います。好きな小説を見つけるよりも、好きなアニメや映画を見つけるのは比較的簡単ですからね。 

 

それに、自分自身が好みの映画やアニメ作品を作っている原作者は、同様に自分に好みに合う作品を複数作っている可能性が高いのです。その中には、まだ映像化されていないものも当然あります。 

 

僕が最も好きな山田悠介さんの作品に『ニホンブンレツ(初版2009年)』があります。こちらも手テーマが僕好みで非常に面白い作品なのですが、映像化はされておりません。そのため、この作品を知らないという方も大勢いると思います。 

 

『リアル鬼ごっこ』という映像作品に触れたことで、同じ著者の映像化されていない素晴らしい小説に出会うことができました。映像化されていない、小説限定の素晴らしい作品は日本中に数え切れないほど存在します。これを機に活字本にも手を出してみてはいかがでしょうか。 

 

まとめ 

  • 難しい本は活字本であることが多いですが、全ての活字本が難しいという訳ではありません。むしろ、文字だけで一見難しそうに見えるだけで、実際は、書店に並べられている活字本はそれほど難しくはありません。「難しい」という固定観念は捨てましょう。
  • ストレス軽減、リラックス効果、語彙・諺・考え方などの知識向上、教養の獲得、読解力や学習能力の向上、文章構成能力の向上など、読書には余りにも豊富なメリットがあります。読書をしないのは損であること間違いなしです。
  • テレビの芸能人でも、有名な実業家でも、好きな映画の原作者でも、自分の好きな著者を一人見つけ、その人が書いている作品を一通り調べて購入してみましょう。それこそが活字本の世界への興味関心への入口となでしょう。 

 

文化庁が毎年実施している調査によると、全国16歳以上の男女で、月に1冊以上の本を読む人の割合はおおよそ50数パーセントほどとなります。これは裏を返せば、日本人の半分は月に1冊も読書をしないという事になります。

【2020年】日本人の読書量はたったこれだけ。あなたは上位何%?|Jusolog

 

もしも、あなたが月に1冊以上本を読む習慣を付けることができれば、それだけで読書量で日本人の上位半分に移ることができます。毎月1冊を読むか読まないかの差は、長期的に見ると非常に大きいでしょう。

 

活字本が嫌いという方は、是非とも今回挙げた上記3つの方法を試してみてはいかがでしょうか。また、周りに活字の本が嫌いという友人がいらっしゃいましたら、是非この記事をシェアしてあげて下さい! 

 

 

最後まで見てくれてありがとうございます。