こんばんは。
誰でも一度は、周りの友人や家族に考えもしていなかったことを言われ「はっとした」経験があると思います。この「はっとした」経験というものはとても大切です。なぜなら、今まで知り得なかっただろう、新しい発見やモノの見方、気づきを与えてくれるからです。
しかし、はっとなった話を聞いたその時は感動していても、時間が経てば、自分が何に「はっとした」のかを忘れてしまっていたりします。「あのときあいつから聞いて驚いた話があったんだけだ、なんだっけ?」とモヤモヤした気持ちになることが多々あります。
そこで今回は、備忘録を兼ねて、僕自身がここ最近周りの人から聞いて「はっとした」話を幾つかまとめてみることにしました。是非ご覧ください!
目次
卒論の認識について
つい先日のことですが、母親と卒論についての話をしていました(筆者は現在、卒論執筆中です)。すると母親が「最近は卒論もインターネットで提出するの?」と聞いてきました。僕はすぐに否定しました。いくら時代が進んでいるとはいえ、卒業論文はまだまだ紙媒体で提出しているということを言いました。
すると母親は「そうなんだ、執筆はパソコン使ってワードでやってるのにね。」と言いました。僕は母のこのセリフを聞いた後、数秒立ち止まって、はっとしました。そう。僕の母親が学生だった頃は、卒論は全て手書きで執筆していたのです。そもそもパソコンが無かったのですから、当たり前っちゃ当たり前ですよね。
文字を入力するための装置であるワードプロセッサは開発されていたらしいのですが、まだまだ一般には普及しておらず、卒論や課題は全て手書きで作業していたのです。
数万字という膨大な分量の卒論を、手書きで修正・加筆をしていたなんて、とんでもない話ですよね。パソコンとワードに感謝です。
ビラを配られない友人
僕の親しい友人の1人に外国籍の方がいます。彼は両親が外国人で、見た目も外国人そのものなのですが、日本で生まれ育ったため、ごく普通の他の日本人と変わらずに接することができています。
そんな友人から最近聞いてショックだった話があります。それは、彼が街を歩いていてもビラを一切配ってもらえない、ということです。街中や駅前でティッシュやビラを配っている人はよく見かけますが、彼の場合はそういったビラ配りの方にスルーされるらしいのです。おそらく、見た目が外国人であることが影響しているのでしょう。
先程も言いましたが、彼は日本で生まれ育ち、日本語を母語として使用しています。そしてこれからも日本で生活を送っていくつもりです。しかし、そんな彼の事情を知らない人にとっては、彼はいつまでたっても“外国人”なのです。
また、コンビニやスーパーに入店したときに、店員から全く挨拶をされないということも頻繁にあるそうです。おそらく、日本語が分からないだろうからムダだ、とでも思われているのでしょう。店員側がそう思ってしまうのは仕方のないことですが、容姿の影響でいつまでたっても外国から来た人として扱われるというのは不遇なことでしょう。
<祖父母像>の変化
地元の友達に、大学の教育学部で学んでいる人がいます。その人が教育実習先の小学校の話をしてくれることがあるのですが、そこで聞く話が衝撃の連続だったりします。
たとえば、今時の小学校では、スマホを学校に持ち込み授業中に弄っている子供が問題になっていたり、保護者会のママさんでLINEグループが作られていて、そこで色々な揉め事が起こったりと、とにかく僕が小学生だった頃には想像できないような話が沢山聞けたりします。
その中でも僕が「はっとなった」話は、お婆ちゃんとLINEをやり取りしている生徒の存在です。今時の小学生では、お父さんやお母さんだけでなく、祖父母とLINEを交換していたりするケースが普通に存在しているのです。
そこではっとなったのですが、今現在、小学生の孫を持つ代は、だいたい60代か、若い方で50代くらいが一般的です。つまり何が言いたいかというと、今の小学生の祖父母方は、仕事でパソコンを使っていたり、スマホやタブレットを使いこなしているのがごく当たり前なのです。
僕にとっての“一般的な祖父母像”といえば、インターネットやパソコンとは一切無縁であるというのが固定観念としてありました。しかし、もう既に、今の小学生の祖父母は、普通にインターネットというものを当たり前に使いこなしている世代なのです。僕らの祖父母像とは大きく変化してきていたのでした。
この記事のまとめ
「はっとした」経験は、新しい価値観やアイデアが芽生えるキッカケにもなりますし、今後の人生におけるモノの見方にも影響を与えるでしょう。それは非常に貴重な経験なのです。
また、僕が日々このブログで配信している記事で、読者の皆様が「はっとする」ようなことがあれば本当に嬉しいです。これからも「はっとした」経験を大切にしていって下さい!
最後まで見てくれてありがとうございます。