こんばんは、YSです。
この記事をご覧になってる皆さんも、私も、芸能人も、誰もが必ず持っているのが「苗字」です。今日は、そんな日常ではあまり触れることのないテーマである「苗字」について、目から鱗の知識を提供していこうと思います。
目次
苗字の規模は国や種類によって様々
様々なデータがありますが、総合的に見ると日本人の苗字はおおよそ30万種類あると言われています。これは世界的に見るとかなりバリエーションが豊富であると言えます。例えば、お隣韓国の苗字の種類は約300種類、中国は約6000種類、ベトナムでは約200~250種類ほどと言われています。これらの国と比較すると、日本人の苗字の種類がいかに多いかが分かります。
それだけ種類のある日本の苗字ですが、その人口規模は苗字によって大きく変わってきます。日本で人口が最も多い苗字である「佐藤」さんは約190万人ほどいると言われています。佐藤さんに続いて2番目の「鈴木」さんや3番目の「高橋」さんなども、人口100万人規模を優に超える日本人の代表的な苗字となります。
一方で人口が10万から数10万人前後の、代表的とまでは言えませんが全国的にありふれている苗字が約数百種類存在します。いわゆる中堅どころの苗字ですね。著者の僕自身もこのぐらいの規模の人口を持つ苗字となります。
また、人口が1万人前後の比較的小規模な苗字がおよそ数百~数千種類ほど存在すると言われています。そして、人口が数十人前後といった極めて珍しい苗字が数万~数十万種類存在すると言われています。まさに絶滅危惧種の苗字ですね。
このように、苗字によってその人口動態は大きく変わっていきます。これだけ人口に差があるとなると、自身が持つ苗字の人口規模によって、同姓の他人と出会う際の感覚や感動が大きく変わってくるという事が想像できます。そこで今回は、僕自身の経験や僕の友人などのインタビューを元に、それぞれの人口規模を持つ苗字の方の日常の違いを下記にまとめてみました!
大規模苗字の場合
僕の友人に「高橋」くんがいるのですが、彼がこれまでの人生で同じ苗字の人と出会った回数は数え切れないほどあるとのことでした。学校の同じクラスで苗字が被ることは何回もありましたし、学校の先生に同じ苗字の人がいるというのも、小中高校と当たり前のように経験してきました。
就職先や転職先、取引先の相手など、行く先々で同じ苗字の人とほぼ必ず出会うといった状況なので、同姓の人と会うことに対して物珍しさはなく、本人も「同じ苗字の人と会っても何も感じない」との事でした。
芸能人や著名人、犯罪者にも沢山の同じ苗字の人がいるので、街中やテレビで自分の苗字を誰かに言われても、全く反応することもありません。他の大規模な苗字の友人の話だと、好きなった相手が同じ苗字だったというケースもあるみたいです。
中堅の苗字の場合
著者である僕自身もこの規模の苗字を持っているので、僕自身の経験で話していこうと思います。学生時代は、同じ苗字を持つ同級生がチラホラといましたし、同じクラスで苗字が被った経験も数回ありますが、同じ苗字を持つ先生には出会ったことがありません。また、今勤めている会社の同部署の人間には、同じ苗字の人はいません。
ありふれた苗字ではありますし、日本中の人が聞いた事のある苗字(芸能人にも何人かいる)ではありますが、僕自身は、たまに同じ苗字の人と出会うと非常に親近感が沸きます。それは相手も同じみたいで、同じ苗字のお客さんとは比較的スムーズに仲良くなれますし、取引先の人と名刺を交換して同じ苗字だったら、やはりスムーズに仲良くなれます。また、同じ苗字の友人とたまに一緒にご飯に行くのですが、やはり他の友人と比べてどこか兄弟のような親近感があります(笑)
このように、中堅の苗字の人にとって同じ苗字の人と出会うという事は、日々の日常の中でたま~に発生するイベントのような感覚を味わうことができるのです。
小規模苗字の場合
僕の友人に「野々村」くん(約9,800人)や「上川」くん(約9,100人)がいます。字面を見ると結構いそうな苗字ですし、多くの人はこれらの苗字に関してあまり物珍しさは無いように感じられるかと思います。しかし、なんと彼らは、これまでの人生で親族以外に同じ苗字の人と出会ったことは一度も無いのだと言います。
また、別の親しい友人に「坪内」くん(約11,400人)がいるのですが、彼は親族以外で同じ苗字の人に出会ったのは人生で1度だけだと言います。
歴史上の人物や有名人、あなた自身がどこか別のタイミングでこれらの苗字の方と普通に出会っていたとしても、小規模苗字を持つ当人達からしたら、自分と同じ苗字の人とバッタリ出会うというのは記憶に一生残るような「奇跡的」な出来事なのです。
確率で計算するとそれも当然で、人口約1万人の苗字というのは、日本の総人口1億人で考えると1万人に1人という非常に低い確率なのです。普通の生活をしていたら、1万人を超える人間と出会って名前を交換するというのはほぼ不可能な気がしますよね。
極めて珍しい苗字の場合
人口が数十人規模の非常に珍しい苗字の人は、当然ですがこれまでの人生で親族以外に同じ苗字の人と出会ったことはありません。僕の知り合いにも、おそらく親族だけの人口十数人規模の苗字を持つ人がいます。実際に出会うどころか、歴史上の人物も著名人も、ネットで調べても同じ苗字の人が出てくることはありません。
珍しい苗字だと特別感があって羨ましい!と良く言われてきたみたいですが、珍しい苗字はメリットばかりとは限りません。彼の場合は読み方が非常に特殊な苗字のため「なんて読むの?」と数え切れないほど聞かれてきましたし、読み方を間違えられるといった経験も数え切れないほどあるようです。本人は「またか…」とウンザリしていますが、苗字は変えられないので今後も初めての人と会う度に何百回と聞かれるのかと思うと、大変な思いを語っていました。
また、自分が子孫を残さないと自身の苗字が永久に消滅してしまうと考えると、背負うプレッシャーも計り知れないですね。
まとめと気がついたこと
どうでしょうか。自信の持つ苗字の規模によって、日常生活における同姓の方との出会いについての考え方や感じ方がここまで違うというのは新鮮ではないでしょうか。
人口100万人を超える苗字を持つ方は、学校の先生や職場の上司、あるいは恋人が自分と同じ苗字であるという事がしばしば発生します。これは、人口数10万人規模以下の苗字の人にとっては驚きでしょう。
逆に、中堅以上の規模を持つ苗字の人にとっては、野々村さんや上川さんなどの人口1万人前後規模の苗字の方は、親族以外で自分と同じ苗字の人とほとんど出会った事がないという事実も驚きだったと思います。
貴重な苗字で珍しいともてはやされている方も、独特な悩みを抱えてているという事も新しい発見だったのではないでしょうか。
苗字に関しては調べれば調べるほど面白い事実が明らかになっていきます。僕も過去に、別の苗字に関する記事を書きましたので、下記リンクから合わせてご覧頂ければと思います。
最後まで見てくれてありがとうございます。