人生に地図はない

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国内二番目の熊本の阿蘇カルデラが、なぜ「世界有数」と言われているのか徹底解説!意外なその理由とは?

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こんにちは。雑記ブログ「人生に地図はない」を運営しているブロガーのYS(ワイエス)です。

 

先日観光で、九州地方の熊本県に位置する阿蘇カルデラを見に行きました。とても雄大なこのカルデラはしばしば「世界有数」「世界最大級」と称されていますが、実は決して世界最大ではありません。それどころか、国内でも二番目の規模というポジションになります。

 

そんな阿蘇カルデラが、なぜこれほどまでに知名度が高く、世界最大級ともてはやされているのでしょうか。今回はそんな阿蘇カルデラの謎と魅力について徹底解説していこうと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください!

 

目次

 

阿蘇カルデラの規模について

 

九州の熊本県に位置するこの阿蘇カルデラは、しばしば色々な方面で「世界有数」「世界最大級」と称されますが、実は、決してそのサイズが「世界一」というわけではないのはご存じでしょうか?

 

世界最大のカルデラはスマトラ島のトバ湖(100km×30km)と言われていて、何なら日本で一番大きいカルデラは北海道にある屈斜路カルデラ(26km×20km)なので、阿蘇カルデラ(25km×18km)は世界一どころか日本一ですらないのです。

 

阿蘇カルデラの珍しい特徴とは

 

それなのになぜ、阿蘇カルデラはしばしば「世界有数」「世界最大級」などと称され、注目されるのでしょうか。それは端的に言うと「カルデラの中に人が住んでたり、鉄道が敷設されてたり、普通に町があったりする様子が世界的に非常に珍しいから」なのです。

 

世界のカルデラの画像を検索すれば分かりますが、一般的に世界のカルデラは人など住んでおらず、どちらかといえば湖や鬱蒼とした森林で覆われていたりと、自然の殺伐とした光景が広がっています。

 

それに対して日本の阿蘇カルデラは、広々と畑が開墾されていますし、あちこちに集落や町が広がっています。それどころか、九州旅客鉄道の豊肥本線といった鉄道が敷設されてさえいます。こういったカルデラは世界的に見て非常に珍しいのです。

 

Wikipediaの「阿蘇カルデラの大きさ」というページでも同様の内容が紹介されています。

阿蘇カルデラ - Wikipedia

 

そもそも「カルデラ」とは何かを思い出そう

 

町があるような阿蘇カルデラは世界的に例外で、世界にある多くのカルデラには人が居住していません。それもそのはず、そもそも「カルデラ」とは火山の活動によってできた大きな凹地のことを指します。

 

大規模な噴火などでマグマ溜まりが空洞化し、そこに落ち込む形で地表が陥没することにより形成されます。つまり、カルデラとは要は「噴火口」のことなので、そのような場所に好んで住みたがる民族など普通はいないのです。

 

どんな場所にも住んでしまう日本人

 

かつての噴火口に町を作ってしまう日本人ですが、何も噴火口に始まったわけではありません。昔から日本人は、深い山の奥の谷や、背丈を超えるほどの雪が降り積もる豪雪地帯、絶海の孤島にある火山島など、驚くような場所に居住してきました。

 

阿蘇カルデラの特殊性からも分かるように、日本人は厳しい自然を避けるのではなく、逞しく共存していく道を選ぶ国民性なのかもしれません。そんな学びが、このカルデラからは得られるのではないでしょうか。

 

HIPPO大野の雑記帳:火山に人が住んじゃってる阿蘇はすごい!

 

 

以上、今回は国内二番目の規模である阿蘇カルデラがなぜ「世界有数」と言われているのか、その理由を解説していきました。

 

かつての噴火口であるカルデラの上に町や鉄道を敷設している様子は世界的には非常に珍しいため、この阿蘇カルデは全世界的に注目されている有数のカルデラとなっているのです。

 

とはいっても、阿蘇カルデラが最後に噴火したのは9万年前と言われていますし、9万年間平和な土地であると言われればイメージが大きく変わるのではないでしょうか。

 

むしろ、ちょっと強力な台風が直撃しただけで河川が氾濫して水の底に沈んでしまう可能性がある、ここ東京に住んでいる僕の方がおかしいのかもしれませんね。

 

 

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