人生に地図はない

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経済的自由と幸せに生きる方法を日々模索する、社会人ブロガーによる社会系雑記ブログ

SNSの炎上について思うこと

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こんにちは。

 

 

SNSなどでよく耳にする言葉に「炎上」というものがありますよね。炎上とは字のごとく、炎が勢いよく燃え広がっていくように批判等のコメントが書き込まれることです。

 

著名人が失言をしたときや、一般人が悪ふざけでお店の冷蔵庫に入った画像を載せたりなど、炎上のケースは様々なものがあります。

 

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もちろん炎上する要因を作った側も悪いのですが、僕は、炎上させる側(つまり批判コメントを書き込む側)のやり方も、あまり宜しくない場合が多いと思います。

 

 

今回はそんな炎上について僕が思うことを述べていきます。

 

 

目的と手段がずれている

 

まずそもそも炎上が発生する原因は何か。それは、SNSユーザーが多くの人にとって容認できないような行為・発言を全世界に発信してしまうことです。

 

その投稿を見て「これは良くない」「許せない」と感じたがその投稿を拡散し、批判の炎が燃え広がるのです。これが炎上の基本的なメカニズムですよね。

 

 

そして、大勢の人が投稿主に対してコメントを送ります。このコメントが単純な批判や注意といったものなら、それはまだ分かります。よくない行為をした人を諭すことが目的ですからね。

 

しかし、炎上で発生するコメントには、そういった注意や批判の域を超えたものが沢山寄せられます。それは、投稿主に対する徹底した制裁を目的としたコメントです。

 

具体的には、ただひたすらに酷い悪口を送ったり、個人情報を特定して晒したり、その件とは関係のないことについて批判をしたり、といったものです。

 

注意して教え諭すのではなく、完膚なきまで集団で攻撃を加え、ただただ投稿主を再起不能にすることを目的にコメントを送るのです。これは暴力と大差ありません。

 

単純に間違いを諭すコメントであったり批判するだけのコメントなら全然問題ないと思います。しかし、コメントで制裁を加えることは完全にやりすぎですし、行為とは思えません。

 

それに、投稿者とコメントを送る側は、ほとんどのケースで見ず知らずの他人同士です。他人であるにも関わらず制裁を加えようとするのは、少し浅はかだと僕は思います。

 

 

真実は分からない

 

仮に、見ず知らずの一般人が反社会的な画像をツイッターに投稿したとします。例えば今回は、コンビニの冷凍庫の中に入った画像だったとしましょう。

 

冷凍庫に入るという行為はとても非常識で反社会的な行為です。炎上し、批判されても仕方ありません。しかし、少し待ってください。こういう可能性もあります。

 

実は、冷凍庫に入った少年は連日激しいイジメを受けていて、撮影者とその仲間に脅されて、そういった行為をムリヤリさせられたかもしれないのです。

 

もちろん、その可能性は低いと思います。しかし、ゼロではないのです。その人たちのことを知らない僕らからすると、真実は絶対に分からないのです。

 

 

ただ一枚の画像を見ただけで、100%誰が悪いとは断言できません。あらぬ誤解をしているかもしれないのです。

 

そんな不確かで何が正しいかも分からない事象に対して、自分が神様にでもなった気分で制裁を加えようとしたり、徹底的な攻撃を加えるということは、やはり浅はかとしか言いようがありません。

 

 

「匿名」の盾

 

現実的に考えて、不確かな情報のみで見ず知らずの他人を攻撃しようとは思いませんよね。ではなぜ、SNS上ではそうした行為が起きてしまうのか。それは「匿名」という盾が存在するからです。

 

先程も述べた通り、見ず知らずの他人を少ない情報で判断し、制裁を加えようとしているのです。実名であれば、そのようなことは普通できないでしょう。万が一勘違いだった時の責任が重すぎますからね。

 

匿名だからこそ、無責任に判断し、コメントするのです。社会的な制裁を見ず知らずの他人に加えておきながら、自分自身は責任を取るつもりがないのです。

 

ネットに実名制度を導入して匿名を禁止すれば、過激な炎上加担行為が減るのかは分かりません。しかし現実として、個人情報を暴露するような制裁行為を実名でやっている人は見たことがありません。

 

 

まとめ

 

結論をまとめると、炎上行為に加担している人は、間違ったことをしている人を正したりすることが目的でなく、他者を攻撃して満足したいだけの利己的な人が一定数いるということです。

 

他人を批判する暇があったら、自分自身を高めていった方がよっぽど良いです。皆さんも、他人を攻撃するような人間にならないよう気を付けて下さい!

 

 

 

最後まで見てくれてありがとうございます。