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【社会科】日本史選択者が「世界史」を選ばなかった理由

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こんばんは。

 

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文系高校生の多くは、社会科の学ぶ科目として「世界史」か「日本史」のどちらかを選択することになります。この科目選択は、後々、大学入試の受験科目にも関わってくる重要な選択になります。

 

僕も高校生の頃、この選択には色々と迷わされましたが、最終的に「日本史」を選択しました。今振り返ると、僕はこの選択をして正解だったと思っていますが、当時は本当に悩んで悩んで決断を下していました。

 

そこで今回は、「世界史」か「日本史」かで迷っている高校生向けに、僕が「世界史」を選ばなかった理由や、「世界史」「日本史」それぞれのメリット・デメリットについてまとめてみました。少しでも選択の参考になれば幸いです。

 

 

目次

 

 

本当は「世界史」の方が好きだった

 

僕は昔から、世界地図を見るのが好きでしたし、世界の国々を覚えることも大好きでした。授業自体も、世界の国の歴史や成り立ちを大雑把に学ぶことができる「世界史」の方が、狭く深く日本についてを学ぶ「日本史」よりも断然好きでした。

 

というわけで、個人的には「世界史」が向いているはずの僕でしたが、最終的に「日本史」を選択しました。僕がこのような一見矛盾している選択をとった理由は、受験科目として勉強できるのかを考えた結果によるものです。

 

たしかに僕は世界史が好きでしたが、受験科目として点数を取っていくことができるかには自信が持てませんでした。好きだからコッチ!という単純な要素で選択科目を選ぶのは危険なのです。

 

 

外国語地獄の「世界史」

 

学校で配布された世界史の用語辞典を見れば分かる通り、世界史に登場してくる言葉はほとんどがカタカナ、すなわち外国語で構成されています。

 

人名ではマルクス=アウレリウス=アントニヌス、シモン=ド=モンフォール、ハールーン=アッラシード、地名ではサンチャゴ=デ=コンポステラ、コンスタンティノープルなどなど、出てくる人名、国名、民族名などほとんど全てが外国語なのです。

 

世界史といえばカタカナだと考えている人も多くいるかもしれませんが、実は、漢字もかなり登場します。中国史があるからです。

 

洛邑、蟻鼻銭、匈奴、張騫、冒頓単于、劉淵、鳩摩羅什、突厥、羈縻政策、などなど、日本史以上に難解な漢字がいくつも登場してきます。漢字で書かれているとはいえ、内容は中国史ですから、実質外国語のようなものです。

 

受験のための暗記となると、外来語よりも日本語の方が僕個人としては得意だったので、世界史を選択しないという決断を下したのです。

 

 

完璧主義者には向いてない?

 

もう1つ、世界史を選択しなかった理由があります。それは、世界史という教科が持つ、勉強の進め方の性質です。

 

日本史は、日本という国についてだけ(ちょこっと東アジア史も)を狭く深く学ぶ教科であるのに対して、世界史は、世界のあらゆる国を浅く広く学ぶ教科です。

 

僕は、受験勉強に関しては、1つのことや狭い範囲を深く学ぶ方が好きだったので、日本史がまさに理想的な教科だったのです。

 

その逆に、浅く広く学ぶ方が好きだという方は世界史が向いていると思います。完璧主義的な性格の人は、世界史はあまり向いていないでしょう。なぜなら、世界史は詳しく学ぼうとすればキリがないからです。

 

日本史なら、詳しく深く学べば学ぶほど得点が取れる確率が上がりますが、世界史は詳しく突っ込んでも、それが試験に出る範囲であるとは限らないのです。そもそも、世界の全ての国を、隅々まで詳しく学ぶことには限界があります。

 

 

この記事のまとめ

 

  • どちらが好きかというよりも、どちらが自分にとって勉強しやすいかが大切。あくまで勉強や試験のための「世界史」or「日本史」だから。

 

  • 世界史は用語のほとんどが外国語のため、発音を暗記するのが苦手な人には向いていない。中国史で漢字も意外に沢山出てくるので要注意。

 

  • 世界史は“浅く広く”で、日本史は“狭く深く”である。1つのことを細部まで極めたい完璧主義者は日本史がオススメ。

 

 

この記事が少しでも教科選択の参考になれれば幸いです!

 

 

 

最後まで見てくれてありがとうございます。