こんにちは。
世の中には人を罵倒する単語が沢山ありますよね。簡単に思いつく単語を挙げていくと、「バカ」「ボケ」「デブ」「ブス」「チビ」「やぼ」「阿婆擦れ」等々、挙げはじめたらきりがありません。
ところで上に挙げた汚い言葉の数々なのですが、ある共通点があります。それは、「baka」「boke」「debu」「busu」「chibi」「yabo」「abazure」と、全ての単語に「b」の音が入っているということです。
翻って、オノマトペを例に挙げてみると、「ボコボコ」「ベトベト」「ビチョビチョ」など、あまり心地の良い雰囲気の音ではありませんよね。
このように、どちらかというとネガティブな意味をもつ言葉には、かなり高い確率でbの音が入っているのです。
僕がこのことを考えるようになったのは、YouTubeにおける外国人からのコメントがきっかけでした。
僕のYouTubeチャンネルには、そこそこ再生されている動画があり(そこそこといっても僅か数万再生です…)、その動画には外国人からちらほらとコメントが届きます。
勿論ありがたいコメントも沢山あるのですが、中には見慣れない単語をコメントする人も居ます。例えば、「noob」「dumb」などです。
これらを調べてみると、大抵ほとんどが悪口スラングです。他にも代表的な英語の悪口として「bother(鬱陶しい)」「rubbish(ゴミ)」「bitch(売女)」などがあります。
高確率でbの音が入っていますよね。これは何かしら理由があるのではと考えずにはいられません。
ちなみに、これらに似た話題のテーマはいくつか存在しています。例えば、世界のほとんどの言語には、「赤(red)」を表す言葉に「r」「l」の発音が入っているという話です。
redを各言語で
インドネシア語 merah
アラビア語 'ahmar
ハワイ語 'ula 'ula
ヒンディー語 laal
モンゴル語 ulaan
韓国語 ppalgan
トルコ語 kırmızı
チェコ語 Červené
ヨーロッパの言語は rot, rouge,rojo,rubrum,rosso など言わずもがな。
参考リンク
"R" Is for Red: Common Words Share Similar Sounds in Many Languages - Scientific American
言語音、世界の日常言葉で多く類似か 国際研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
一言
こういうのを見てしまうと、やはりbの音も何かしら関連があるように思います。
bの発音にネガティブな言葉が多い理由、僕の浅はかな予想だと、bの発音をするときには唾が飛びやすいからですかね?(笑)
最後まで見てくれてありがとうございます。