人生に地図はない

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経済的自由と幸せに生きる方法を日々模索する、社会人ブロガーによる社会系雑記ブログ

「イベントを参加」と「イベントに参加」は何が違う?

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こんにちは。

 

 

先日、僕の好きな某外国人タレントが、来日された際にインスタで日本語の文章を投稿されていました。

 

 

その文章に「初めて日本のテレビのイベントを参加して、本当に楽しかったです。」という一文があったのですが、それを見て少し引っかかっていることがあります。

 

 

それは、「イベントを参加」の「を」です。この言い回しって少し違和感がありますよね。「イベントに参加」という方がより自然であると思います。

 

 

勿論、この文章を書いたタレントさんは日本語ネイティブではありませんので、そのぐらいはしょうがないです。問題は、日本語ネイティブのはずの僕が、一体何が違和感の原因なのか説明できないということです。

 

 

「イベントを参加」と「イベントに参加」って何が違うのでしょうか。

 

 

個人的には、「イベントを」というと“イベント”というものに何かアクションを加えるというニュアンスになるのかなと思いました。つまり、“イベント”という名詞を必要とした動詞が来るということです。例えば、「イベントを盛り上げる」とか「イベントをぶっ壊す」といった感じです。

 

 

一方「イベントに」というと、「に」の後には“イベント”という名詞自体にはアクションを加えない動詞が来るのかなと思いまいた。例えば、「イベントに行く」とか「イベントに興味を持つ」といった感じです。

 

 

お風呂につかりながらそういうザックリとした違いを思い浮かべることはできたのですが、どうしてもうまく説明することができません。

 

 

そこで軽くネットで調べてみましたが、その違いは実に単純でした。もう気づいてるという人もいるかもしれませんが、それは自動詞と他動詞の違いです。

 

 

〈「を」+動詞〉の場合、その動詞は他動詞となります。一方で〈「を」+動詞〉にすると不自然になってしまう場合、その動詞は自動詞ということになります。

 

 

今回「イベントを参加して~」という文章が不自然と感じてしまうのは、「を」の後に“参加する”という自動詞が来てしまっているからだったのです。

 

 

 

一言

 

今回こういったことを調べてみましたが、僕は今まで一度も日本語の自動詞・他動詞というものを気にしたことがありませんでした。

 

 

こういうのをキッカケに、母語についてもっとよく調べてみようかなと考えるようになりました。母語に詳しくなれば、外国語学習にも役立つのではないかなと思います!

 

 

 

最後まで見てくれてありがとうございます。