こんにちは。
先日、『僕のワンダフルライフ』というめちゃくちゃ泣ける映画を観ました。そこで、ストーリーと感想を簡単にまとめていこうと思います。
ネタバレが嫌な人は「ストーリー」を飛ばして読んでください。
ストーリー※ネタバレ有り
この映画は、犬のベリーを中心に物語が展開していきます。
イーサン(人)とベリー(犬)
生まれたての子犬だったベリーは、乱暴な男に売り飛ばされそうになっているところを、8歳の少年イーサンに救助されます。
それ以降、ベリーはイーサンのことを愛し、イーサンもまたベリーのことを愛します。2人は非常に仲良しでした。
高校生となったイーサンは、ハンナという女の子と付き合います。イーサンの好意を察したベリーがハンナにちょっかいを出しての出会いでした。イーサンは高校でアメフトの主要選手にも抜擢されていました。
ドライブにも、アメフトの試合にも、どこを出掛けるにもイーサンとハンナとベリーは一緒でした。
一見なにもかも順調そうに見えますが、イーサンの父親は酒におぼれるようになっていたり、バーで喧嘩した仲間に家に火を付けられたりと、様々な試練がイーサンに襲いかかります。
家事の怪我でスポーツ推薦を断念したイーサンは、ハンナに気を使わせるのは悪いと一方的に分かれを切り出します。
このときからイーサンはベリーとも遊ばなくなっていっていました。イーサンは農業大学へ進学することを決め、実家を離れます。
ベリーはイーサンが返ってきてくれることを望みますが、年のせいか身体がどんどん弱くなっていきます。ほどなくしてベリーは死んでしまいます。
第二の犬生
ふと気がつくと、ベリーは子犬に戻っていました。別の犬エリーとして生まれ変わったのです!今回の“犬生”は警察犬です。飼い主は警察官のカルロスです。
カルロスが独り身で寂しそうにしているのをエリー(ベリー)は気にかけます。どうしたらカルロスが元気になってくれるだろう、と。
一生懸命元気づけようとするエリーを見て、カルロスも徐々に心を開いていきます。しかし、事件の捜査中にエリーは銃撃を受け、死んでしまいます。
第三の犬生
気がつくと、ベリーはまた子犬に戻っていました。今度は黒人女子大生マヤの元に、ティノという名前で生まれ変わります。
様々な出来事がありましたが、なんやかんやマヤは結婚をし、幸せな家庭を築き上げます!これからという時ですが、ティノは寿命が来て死んでしまいます。
マヤは泣きますが、ティノは「今回は良い犬生だった」と振り返ります。
第四の犬生と、再会
次にベリーは大型犬として生まれ変わります。ある貧乏な家庭に拾われるのですが、散歩にも連れていかれず、ずっと庭に繋がれたまま長い時間を過ごします。
やがて完全に飽きられてしまい、乱暴に道へ捨てられてしまいます。ベリーは、あの家には戻りたくないと感じ、街をふらふらうろつきます。
すると、懐かしい匂いのする中年女性と巡り合います。もしやと思い、ある場所へ移動します。すると、草原を抜けた先にイーサンの家があったのです。
家の近くに行くと、すっかり初老となったイーサンの姿がありました。ベリーはがむしゃらに駆け寄ります。
イーサンは驚きますが、ベリーを家に入れようとはしません。イーサンからしたら、その犬がベリーだということには気づきようがありません。
イーサンはベリーを保健所に連れて行ってしまいます。しかし、イーサンは独身で寂しい生活を送っていました。そこで、一旦は保健所に預けた犬(ベリー)を再び我が家に連れて帰ります。
ベリーはバディと名付けられ、再びイーサンと共に暮らします。しかし、イーサンはバディがベリーであることには全く気がつきません。
ある日ベリーは家を出て、あの懐かしい匂いがした中年の女性宅に向かいました。その女性は「どこの迷い犬だろう」とバディの首輪を確認します。
そこに書かれていた飼い主の名前を見て、女性は一瞬固まった後、口を手で覆います。そう、その中年女性はハンナだったのです。
ハンナはバディ(ベリー)をつれて、十数年ぶりにイーサンの家へ向かいます。イーサンは心の準備ができず居留守を使ってしまいます。
ところが、そんな居留守も鼻の良いベリーにはお見通しです。2人は長い長い隔たりを経て再開します。
イーサンは遠い昔のあの日のことを謝ります。2人はすぐに打ち解けました。ハンナは夫を亡くしており未亡人となっていました。イーサンは、また2人でやり直さないかと提案します。
ハンナはそれを受け入れ、長い間のわだかまりは解消されました。ハンナには既に大家族がいたため、イーサンは孤独な生活から一遍、にぎやかな生活に変わりました。
そんなある時、イーサンがふとバディの方を見ると、バディは古いアメフトボールを加えていました。それは遠い昔、イーサンがベリーと遊んでいたものです。
イーサンは何かを感じ、ベリーと遠い昔にやっていた連携技を思い出します。イーサンがボールを投げた直後に自ら足場となり、ベリーがその上をジャンプしてそのボールをキャッチするというものです。
イーサンはその技をやってみると、バディは見事にこなします。イーサンは真顔でバディに話しかけます。
「お前は、ベリーなのか?」
バディ(ベリー)は吠えることで「そうだ!」と全力で伝えます。イーサンはバディがベリーであると確信します。
その後、バディはベリーと名前を改められました。そして、イーサンとハンナとベリーはいつまでも三人で一緒に過ごすのでした。
映画の見どころ
この映画の最大の特徴は、人間ではなく犬の感情や思考がメインでストーリーが展開していくということです。
犬って基本的に純粋で忠実じゃないですか。だからこそ、一つ一つの何気ない場面が本当に泣ける要素になるんですよね。
例えば、少年イーサンが毎朝学校に行きますよね。そのシーンは犬のベリー目線で「毎朝、“黄色い箱”がイーサンを連れて行ってしまう」と表現しています。
遊んで、食べて、地面を掘って、それだけで毎日が幸せだと感じられる犬の純粋さは、人間からして神聖なものだと思います。
本当に泣ける映画です!犬が好きな方、または、たまには思いっきり泣きたいという気分の方は、是非この映画を観ることをオススメします。
ちなみに、YouTubeの予告編もほぼほぼネタバレになっています。ご注意ください(笑)
最後まで見てくれてありがとうございます。