こんばんは。
食事をしているときや暇な時間には、何気なくテレビを見て過ごしたりしますよね。僕や僕の家族も基本的に毎日テレビを見ています。そんなテレビを付けていると必ず目に入るのがCMです。
CMに対しては、色々な人が色々な感情を持っていると思います。楽しいと思ってみている人もいれば、CMなんて無くなってほしいと思っている人もいます。そこで今回は、そんなテレビCMに関する話をしていきたいと思います。
目次
テレビCMの大きな変化
皆さんご存知の通りテレビCMは、音と映像、つまり聴覚と視覚の2本立てで、数多くの大衆へ同時に、かつ繰り返しにコンテンツを宣伝できる、最も優れた広告形態と言えます。そんなテレビCMも、その在り方が一昔前と比べ少しずつ変化してきています。
一昔前までは、その商品の情報を限られた短い時間の中で可能な限り沢山伝えるのがテレビCMの在り方でした。しかし現在では、見ていて「これは一体何のCMなんだ?」と思わせるような、商品の情報をまるで伝えていない謎めいたCMが多くなってきました。
それにはインターネットやスマホの普及が要因としてあります。今の時代、手元のスマホで誰もが瞬時に調べ物をすることができます。分からない事や気になる事があれば、スマホをタタンと打ち込めば良いのです。
つまり、商品の詳しい紹介ではなく、商品名そのものに焦点を置いたCMが作成されるようになったのです。内容が全く関係ないものでも、印象的な映像を用いて商品名(もしくは社名)だけでも伝えることができれば、宣伝効果抜群ということです。
まだまだ、商品の詳細を伝えるCM自体は沢山ありますが、それと同時に、商品の詳細を全く伝えないCMが同時に流れているのです。地味な変化に感じますが、これは大きな変化と言えるでしょう。
今後は音声重視のテレビCMが増加する?
これはあくまで予想ですが、今後は、印象的で美しい映像よりも、圧倒的に音声にこだわったテレビCMが増えていくと考えられます。その理由は、テレビCMを見ない若者の増加にあります。
スマートフォンが広く普及した現代では、外でも家の中でもスマホを手放さない生活が多くの人、とりわけ若者にとって日常のものとなっています。少しでも暇な時間があれば、若者はすぐにスマホでSNSをチェックしたりゲームをしたりします。
もうお分かりの通り、番組の途中でそれを遮るテレビCMが流れようものなら、若者はテレビ画面に興味を失くし、すぐにスマホの画面へと意識を集中させてしまうのです。どんなに素敵な映像のCMを流しても、見られないのであれば意味ないですよね。
そこで、聴覚が重要となってくるのです。たとえスマホに目を向けていても、テレビ画面の音声は耳へと入ってきます。そこで、テレビCMに印象的なフレーズや音楽を用いれば、テレビ画面を見ていない人でも情報は入ってきます。
一見聞いていないようでも、何度も何度も同じフレーズ、同じキャッチフレーズを耳にし続ければ、人はそれを記憶してしまいます。これは、スマホの方を見てしまっている若者層などへの宣伝に非常に有効な手段となりますよね。
テレビCMに不満を持つ世代
テレビCMには面白いものや話題性のあるものが数多くあり、テレビCMを楽しんで見ているという人もいる一方で、テレビCMに対して不満を持っている人もいます。それらは主に中高年以降の世代に多いのではないかと思います(もちろん全員ではありません)。
僕の家族や親戚でも、テレビCM自体に不満を抱いているのはそうした中高年の世代の方がメインです。彼らはテレビCMを見る(見るしかない)という状況に、ある意味で馴染んでしまっているのです。
“我慢弱い”若い世代の人達は、テレビCMが入ればすぐにスマホを見ます。僕や僕より年下の若い世代の人は皆そうします。しかし、中高年の世代の方は、僅か数十秒の間にスマホを操作して何かをするという行為に慣れていません。そこで、仕方なくテレビCMを見ながら待つのです。
ところが、流れてくるCMは何の商品を紹介したいのかも分からない意味不明なCMばかりです。ただただ、無意味な時間が過ぎていくだけです。そのためかCM自体も長く感じ、よりCMに対して不満を抱いてしまうのです。
将来、テレビCMは無くなるか
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