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テレビCMはなくなる?!これからの広告の在り方とニーズの変化について【前編】 - 人生に地図はない
目次
将来、テレビCMは無くなるか
テレビCMに対して強い不満を抱く人や、そもそもテレビCMを見ない人などが増加している中、テレビCMが今後無くなる可能性はあるのでしょうか。個人的には、テレビCMが全く無くなってしまう確率は、ゼロではありませんがほぼあり得ないと思います。しかし、その形態は確実に変化していくであろうと考えています。
たしかに、テレビCMの立ち位置や宣伝効果は弱くなっているのかもしれませんが、依然としてテレビ自体に強い影響力があることは変わりありません。視覚情報メインのCMや商品の詳細を詰め込んだ内容のCMは減っていく一方、聴覚情報メインのCMや話題作りのためのCMは今後も続いていくでしょう。
しかし、テレビCMの絶対性や宣伝効果は今後より一層弱くなっていくと考えられるため、CMの量や長さは短くなっていくのではないでしょうか。企業や広告主は今後、テレビCMよりも、スマホなどのネット広告へより多くのお金を掛けていくと考えられます。
ネット広告の重要性
ネット広告は、誰がいつどのくらいその広告を見ているのか、あるいは見られていないのかがデータとして集めやすく、個人個人にターゲットを絞った広告を打ち出すことができます。テレビCMよりも多く、効率的に、かつ安価に広告を打つことができるのです。
それに比べてテレビCMは、誰がどのくらい見ているのかという客観的なデータが集めにくく、宣伝効果も不確実で、かつ高額です。影響力は強いかもしれませんが、それが思うような宣伝へとストレートに繋がるかどうかは保証できません。
さらに、若者世代のテレビ視聴時間は減少している一方です。それに対してスマホなどの使用時間は非常に長くなっています。そのことからも今後は、テレビCMよりも圧倒的にネット広告の方が重要となっていくと考えられるでしょう。
この記事のまとめ
テレビCMのニーズや在り方は、時代と共に確実に変化してきています。スマホやインターネットの普及により、今後はテレビCMの絶対性や宣伝効果もこれまでに比べて弱くなっていくでしょう。
しかし、依然としてテレビ自体に強い影響力がある以上、その在り方が変化しつつも、テレビCMが完全に無くなってしまうということは恐らくないでしょう。代わりに、ネット広告が今後もその重要度を増し、企業からの投資額も増えていくと考えられます。
皮肉なことに、テレビCMを煩わしいと思いながら見る人がいる以上は、テレビCMは今の形態・長さ・方向性で存続し続けます。しかし、テレビCMの在り方が大きく変わる日は、ゆっくりと、近い将来に必ず訪れるでしょう。
最後まで見てくれてありがとうございます。