人生に地図はない

人生に地図はない

経済的自由と幸せに生きる方法を日々模索する、社会人ブロガーによる社会系雑記ブログ

津田大介さんの『Twitter社会論』を読んで分かった、ツイッター成功の理由

スポンサーリンク

こんにちは。

 

 

津田大介さんの『Twitter社会論』という本を読みました。

 

f:id:clumsyboy:20180130232803j:image

 

Twitterがなぜ大成功したのか、これからの社会にSNSがどういう関わりを持つようになるかといった内容を非常に分かりやすくまとめられています。

 

 

その内容が個人的に「なるほど!」と感じたので紹介していこうと思います。

 

 

Twitter成功の秘訣には、Twitterのもつ6つの特徴にあるとしています。

 

 

それは

 

「リアルタイム性」

「強力な伝播力」

「オープン性」

「ゆるい空気感」

「属人性が高い」

「自由度が高い」

 

 

です。一つずつ説明します。

 

 

 

1リアルタイム性

 

Googleなどの検索エンジンは、検索結果を出すシステムとしてSEO(Search Engine Optimization)を導入しています。簡単に言うと、たくさんアクセスされているサイトが検索上位に来るというシステムです。

 

 

一方Twitterは時系列でTLが流れていきます。人気のテレビ番組の放送や地震など、現実の社会で今起きていることを反映します。このリアルタイム性により、多くの人の間で同じ時を共有している感覚が楽しめますし、マーケティング的にも非常に価値のあるものとなっています。

 

 

 

2強力な伝播力

 

#(ハッシュタグ)とRT(リツイート)、この二つの機能は、Twitterに強力な情報伝播能力をもたらしています。その速さは、いまやテレビを超えるまでに成長しています。この“電波”に匹敵する伝播力は、社会や報道の在り方を大きく変えてきましえた。

 

 

現在では多くのテレビ局や新聞社がTwitterにアカウントを開設しており、Twitterが最大の情報収集源という方も増えてきています。

 

 

 

3オープン性

 

TwitterはAPI(Application Programming Interface)でデータをオープンにしています。APIとは、ソフトウェアを一部公開することで、外部の人が他のソフトウェアと機能を共有できるようにする手法のことです。

 

 

このオープン性が多様な関連サービスの隆盛に一役買っているのです。歴史のあるサイトとしては  [http://twitaholic.com/]  が挙げられます。フォロワーの多いユーザーをランキング表示するサービスです。こうした関連サービスが新しい楽しみ方やコンテンツを創造するキッカケとなっていきます。

 

 

 

4ゆるい空気感

 

Twitterでは何か決められたことをつぶやかなければいけないということはありません。どんなにくだらないことでも自由に発言することができます。どんなツイートも時間が経てば流れていくので、真剣につぶやかなくてもいいのです。それに、ユーザーの相互承認を前提としていないので、現実の人間関係を反映させないで利用することもできます。

 

 

全くの他人でも、気軽にリプを送ることができます。そういった意味で、ユーザーは軽い気持ちでTwitterに参加することができます。

 

 

 

5属人性が高い

 

Twitterでは自分の好きな人をフォローすることができます。これはつまり、受け取る情報を選別することができるのです。

 

 

特定の趣味を持っている人が同じ趣味を持つ人をフォローするのは当たり前のことです。そうすると、その人が好きそうな情報がリツイートなどで回ってきます。似た考えを持つ人と簡単につながることもできます。Twitterは非常に個人に結びついた属人性の高いサービスなのです。

 

 

 

6自由度が高い

 

4でも述べた通り、Twitterでは何をするものなのかは決められていません。本当に自由なのです。今のことをつぶやく人も居れば、過去のことを振り返る人も居ます。情報収集に使っていたり、毎日食べたものを記録する食事日記のような使用をしている人もいます。

 

 

この自由度の高さが、ユーザー一人一人のニーズを満たしているのです。

 

 

 

 

まとめ

 

Twitterは本当に革命的なコンテンツとしてこの世に登場したのですね。

 

 

そして何よりも驚きだったのが、この本の初版発行が2009年ということです!Twitterが誕生したのが2006年なので、この本が発売された当時はまだまだ日本でのユーザー数は限られたものであったと思います。

 

 

そんなTwitter黎明期からこのような鋭い考察をしていた津田さんは本当にさすがとしか言いようがないですよね。この本の中では、津田さんのTwitter活用術も書かれています。非常に面白い内容となっているので是非一度読んでみることをオススメします。

 

 

 

 

最後まで見てくれてありがとうございます。