こんにちは。雑記ブログ「人生に地図はない」を運営しているブロガーのYS(ワイエス)です。
皆さん北朝鮮という国についてどういう印象を持っていますか?独裁国家で貧しくて国民が苦しんでいるというイメージが浮かぶと思います。しかし実は、北朝鮮はかつて世界有数の工業大国であったのです!
第二次世界大戦中、朝鮮半島はずっと日本の一部でした。1945年、日本の敗戦により朝鮮半島には北からはソ連、南からアメリカが侵入してきます。
それにより、朝鮮半島は南北に分断されることになりました。日本は、朝鮮半島の北側に工業の拠点を置き、南側には農業を拠点とする政策をとっていました。
これにより北朝鮮は建国初日から世界随一の工業国としてスタートしたのです。この頃のヨーロッパは戦争で焼け野原でした。日本もボロボロでした。するとこの時代に工業が活発だったのは、無傷のアメリカと北朝鮮だけだったのです!
当時の北朝鮮は非常に活気があり、実際に強国だったのです。韓国よりも圧倒的に北朝鮮の方が栄えていました。しかし、ある方針転換によって北朝鮮の未来は大きく変わってしまったのです。
それは主体(チュチェ)思想の導入でした。北朝鮮は社会主義国です。同じ社会主義国にソ連と中国がいました。この二か国は北朝鮮にとって親分的な存在です。北朝鮮はこの二か国に追従していました。
しかし、あるときこの二か国が対立することになるのです。それはソ連の共存政策が原因でした。当時冷戦真っ只中の時代、ソ連は資本主義陣営のリーダーであるアメリカと深く対立していました。
しかしお互いとんでもない数の核弾頭を保有しており、戦争になればお互い壊滅状態になります。それどころか地球が滅んでしまう可能性もあります。そういうわけで共存していこうという方針にしたわけです。
これに対し中国は反発します。結果、ソ連と中国は対立してしまいました。北朝鮮はどちらに従えばいいのか困るわけです。そこで決断したのが独自路線を進むことでした。それが主体(チュチェ)思想です。
簡単に説明すると「人が主体をもって生きていくには強力な指導者が必要である」といった感じの思想です。詳しくはWikipediaを見て下さい。これにより、北朝鮮の指導者金日成は絶大な権力を持つようになります。
こうして北朝鮮はおかしな方向へと進んでいってしまったのです。独自路線へと進まなければ北朝鮮はもう少しまともな国になっていたのかもしれんません。歴史はどう転ぶか分かりませんね。
最後まで読んでくれてありがとうございます。