こんにちは。雑記ブログ「人生に地図はない」を運営しているブロガーのYS(ワイエス)です。
ついにカタルーニャ州が「独立宣言」を行いましたね。正直僕は、今までこのような問題があることを全く知りませんでした。
ひとくくりにスペインと言っても、全員がスペイン人として一致団結しているわけではないということを認識しました。
今回話題となっているカタルーニャ州は、カタルーニャ語という独自の言語を話すカタルーニャ人という人々が多く暮らしている地域のようです。
この地域はサグラダ・ファミリアなどの有名な観光名所がいくつもあります。そのため、経済的にも重要な地域となっています。しかし、そこで得られた収益はスペイン中央政府が管理しているようです。
カタルーニャで得られた利益が、ほとんどカタルーニャへ還元されていないのです。それにより中央政府への不満が高まり、独立へと向かう結果となりました。
ちなみに、スペインとフランスの国境の狭間にアンドラという小さな国があるのを知っていますか?その国の公用語がカタルーニャ語なのです。小国であれ、カタルーニャ人が立派に独立をしている国も存在するのです。
そう考えると、やはりスペインの中に暮らすカタルーニャ人が独立を求めるのも分かる気がしますね。実は、スペインにはカタルーニャ以外にも独立したがっている地域があります。バスク州です。
現在は自治州として認められていますが、独立派の人間も多くいるとのことです。カタルーニャの独立を認めると、このバスク州も独立に向けて動き出すことが考えられます。
ドミノ倒し的に独立運動が広がってしまう恐れがあるため、スペインは断固としてカタルーニャの独立を認めないのです。
独立と言えば、イギリスのスコットランドも話題になりましたよね。EUからの脱退を決めたイギリス本国に対して、EU残留を希望したスコットランドという構図でした。
結局独立とはなりませんでしたが、近々また独立に向けた何かしらの行動が成される可能性もあります。
ヨーロッパという地域は、一見安定しているように見えますが、実は多くの少数民族を抑えつけて現在の形を保っているようです。
ヨーロッパの地図が100年間変わらなかったことは歴史上全くありません。絶えず変化をし続けてきました。もしかしたら21世紀中にヨーロッパの地図は大きく変化するかもしれませんね。
侵略・併合が繰り返されてきたヨーロッパ。これからは独立・分離の時代なのかもしれません。
みなさんは、今回のカタルーニャ州独立問題から、どのような未来を思い浮かべますか?
最後まで読んでくれてありがとうございます。