こんにちは。
最近、自動運転車というものが話題に上るようになってきました。人がハンドルを操作することなく、機械(AI)が自動で操縦をしてくれる車のことです。
しかし、こういった技術には批判の声が多く上がっています。よく聞く批判の一つには「機械に命を預けるのはどうなのか」といったものがあります。
僕の周りにも、“機械に操縦を任せるのは怖い”という意見を持つ人が多くいます。たしかに、その気持ちは分かります。
けれどよく考えてみて下さい。実は、現代社会においても、無自覚な人が多いだけで僕たちは日常的に機械に命を預けているのです!
エレベーター、踏切、ブレーキ、etc…
例えば、エレベーターはどうでしょう。駅やビルや学校など、ごく普通に日常的に使うエレベーターですが、あれは鉄の箱をロープで吊るしているだけです。
万が一ロープがちぎれたら、ロープを支えている金具が外れたら、システムミスで安全装置が壊れたら、エレベーターは急速に落下して、乗っていた人は簡単に死んでしまいます。
勿論、エレベーターは極めて安全に作られていますし、そんな事故が起こることは滅多にありません。しかし、可能性は0ではないのです。
僕は、実を言うとエレベーターがかなり苦手です。数階程度の移動だったら確実に階段を使いますし、高校時代には学生用エレベーターがあったのですが、ほとんど使ったことはありませんでした。
踏切などもそうです。歩行者や自転車の人って、踏切が上がると左右を一切確認せずに進む人が多いですよね。僕からしたら信じられません。
僕は、踏切が上がったら必ず左右を確認してから線路を渡ります。もちろん、踏切が誤作動を起こすことなんて限りなく可能性としては低いです。けれど、100%命を預けるかと言われれば、僕はそうしたくないです。
なので、万に一つの可能性で誤作動を起こすことを常に考え、踏切では目視して自分の目で安全を確認してから渡ります。
他にも、知らず知らずのうちに機械に命を預けているシチュエーションは沢山あります。実は僕たちの生活は、機械に命を委ねて成り立っているのです。
過信、ダメ絶対
これから先テクノロジーが進歩していく時代において、人間が機械に命を委ねる割合をどんどんと高くなっていくと思います。
それこそ冒頭に挙げた“自動運転車”ではないですが、今後、人工知能というものが周りのありとあらゆる機械を操作する時代になります。
そんな世界で100%機械を信用しきってしまったのならば、一体どういう未来が待ち受けているでしょうか。
新しいものを意味もなくがむしゃらに否定するのは良くないです。ですが、絶対的に信頼しきるのも良くないと僕は思います。
いつの時代でも、どんな環境でも、最も信頼できるのは自分自身だということを忘れないでください。
最後まで見てくれてありがとうございます。