人生に地図はない

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経済的自由と幸せに生きる方法を日々模索する、社会人ブロガーによる社会系雑記ブログ

自分の脳が信じられなくなった話

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こんにちは。

 

 

突然ですが、皆さんは自分の脳が信じられなくなった経験がありますか?そもそも、自分の脳が信じられないというシチュエーションはどういう場合に起こり得るのか。分かりやすいのは、記憶喪失の経験ですね。

 

僕も一時期、短期的な記憶喪失に陥り、自分の脳が全く信じられなくなったことがありました。今回はそんな経験について話していこうと思います。

 

 

友達の家で記憶喪失

 

あれは僕が小学5年生の時の話です。当時小学生だった僕たちの間ではXbox360のゲーム「HALO」がとても流行っていました。

 

HALOは対戦型のゲームで、最大4人が同時に対戦することができます。テレビゲームですので、友達と一緒にプレイするには、誰かの家に集まる必要がありました。

 

夏休みのある日、友達であるY君の家でHALOをやろうということになりました。僕は自分のXbox360のコントローラーをカバンに入れ、自転車でY君の家に向かいました。

 

ところが、自転車でY君の家に向かっている途中、僕は、歩道と車道の小さな段差に躓き自転車ごと盛大に倒れ、地面に強く頭を打ちました。

 

ここから、僕の脳は誤作動を起こし始めました。気がつくと、僕はどこかの部屋のソファーに座っています。意識がとても朦朧としています。

 

「この状況は一体何なんだ」と自分自身に問いかけ、意識を研ぎ澄ませました。そこはY君の家でした。隣には、Y君ともう一人の友達O君が座っていました。

 

僕は訳が分からなくなりました。数分前以前の記憶が全くないのです。自分の名前や年齢、どの小学校に通っているとか、そういうことは全て覚えています。しかし、今自分自身がなぜここにいるのかが全く分からなかったのです。

 

僕はY君とO君に聞きました。

 

 

「ねえ、おれさ、なんでここに居るんだっけ」

 

 

2人は、何言ってんの?と笑いながら返答しました。おそらく、僕がふざけていると思っているのでしょう。しかし、僕はいたって真剣でしたので、何度も同じ質問をしました。

 

それでも取り合ってくれないので、僕は自宅に帰ることにしました。自分に何が起きているのか訳が分からず、本当に恐怖でした。

 

 

気がつくと自宅に

 

そして、ふと気がつくと僕は自宅のソファーに座っていました。目の前には、父親が座ってケータイを見ています。

 

僕は訳が分からなくなりました。またも、数分前以前の記憶が全くないのです。直前の記憶は、Y君の家を飛び出して、自転車で家に向かっていたことです。外からは夕陽が差し込んでいました。あれから、どのくらいの時間が経ったのかは分かりません。

 

僕は父親に尋ねました。

 

 

「ねえ、自分、今なんでここに居るんだっけ」

 

 

父親はこう言いました。

 

 

「いま〇〇(僕の名前)は、転んで頭を打って脳震盪を起こしているんだよ。病院から帰ってきたばかりだよ。」

 

「覚えてないと思うけど、さっきから何度も何度も同じ質問をしてるよ。大丈夫だから、とりあえず今日はもう寝なさい。」

 

 

ここまでのやり取りは覚えていますが、その直後に自分がどうしたかは全く記憶にございません。

 

 

気がつくと戦場に

 

そして、気がつくと僕はまた、朦朧とした意識の中に居ました。ヘリコプターから地上を見下ろしています。あちこちで建物から火が上がっています。

 

そして、自分は銃を持っていました。ここは戦場です。気がつくと僕は戦地に舞い降りていたのです。当然、訳が分かりませんでした。ここは一体どこだ、といった感情しかありません。

 

そして、時間が経つと意識がハッキリしてきました。僕はXbox360のゲームをしていたのです。しかし、それは僕が持っていないはずのソフトでした。

 

自分が買った覚えのないソフトを、自宅の自室でプレイしていたのです。外は夜です。もう訳が分からなくなりました。最後の記憶は、夕方のリビングで交わした父との会話です。

 

僕は自分の脳というものが全く信用できなくなり、とにかくこの現実から逃げ出したいと思い、すぐに眠ることにしました。

 

 

元通りの世界

 

目が覚めると、朝でした。いつもの自分の部屋です。僕は、自分の脳が正常に機能していることを確かめました。昨日までの、朦朧とした記憶のことも覚えています。

 

1階のリビングへと降りていくと、両親がご飯を食べていました。そして母親がこう尋ねてきました。

 

 

「もう大丈夫そう?」

 

 

僕は大丈夫そうだと答えました。この日以降からは意識が飛ぶこともなく、自分の脳が正常に戻ったことを確信しました。本当に、心から安心したのを覚えています。

 

 

最後に

 

後で親や友達から聞いて分かったのですが、僕は頭を打った直後からずっと、いつもの僕として普通に過ごしていたようです。

 

その証拠に、Y君の家に向かって転んだあたりの記憶は、数日後、突如として蘇ってきました。しかし、それ以外の飛んでしまった記憶はまだ蘇っていません。

 

↓自転車で転倒した際についたと思われる傷(Xbox360用コントローラー)

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↓購入した記憶のないゲームソフト

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ちなみに、時系列はこんな感じのようです。

 

 

朝 親に連れられ、お店で新しいゲームを購入。

 

昼 Y君に誘われ、Y君の家に向かう。

 

午後3時 僕が自宅に戻る。その数分後、Y君とO君が僕のカバンとコントローラを届けに来る。ここで2人が、僕の様子がおかしいことを僕の親に伝える。

 

午後4時 親に連れられ病院へ行く。脳震盪を起こしていることが分かり、安静にするよう言われる。

 

午後10時 新しいゲームをプレイする。

 

 

です。

 

頭を打った日の直前の記憶と、それ以降の記憶が数回飛んでしまっていたようです。頭がおかしくなっていたのは1日だけですが、僕からしたら、どれほどの時間が経過しているのかが全く分からなかったので、もっと長く感じていました。

 

 

まとめると、頭を打つ事故には気を付けて下さいということです。とにかく、自分が自分では無くなっている気がして、本当に怖かったです。今となってはいい思い出ですけどね(笑)

 

 

 

最後まで見てくれてありがとうございます。