こんにちは。
皆さんは今までにこんなセリフを耳にしたことがありませんか?
「人類は地球上の全生物にとって不要の存在である」
人類は現在の地球の環境を破壊し続けており、他のあらゆる生物を絶滅の危機に追いやっています。事実、すでに人類によって絶滅されられた生物も数多く存在しています。
また人類は、その他の生物と違って生態系の枠組みにも入っていません。つまり、たとえ人類が滅亡したとしても、現状の生態系が大きく崩れることはないのです。
以上の理由で、人類は、地球上の全生物にとって不要の存在であり、むしろ絶滅してくれた方がありがたい存在であるというわけです。
しかし僕は、この「人類不要」説は絶対に間違っていると断言します。むしろ、人類は、全生命体にとって必要不可欠な存在であるとまで考えています。
そこで今回は、なぜ僕が「人類不要」説が間違っていると思うかについてを、2つの事実を踏まえながら説明していこうと思います。
目次
事実1 生物(DNA)の目的とは
そもそも、地球に存在する全生物の目的は何でしょうか。それは、子孫(DNA)を残していくこと、それを永遠に繰り返していくことです。人類を含め、地球上の全生物はこれを一番の目的として行動しています。
中には、個を犠牲にしてまで子孫を残すことを優先する生物もいるくらいです。具体例としては、交尾が終わるとメスに食べられる運命のコガネクモが挙げられます。カマキリのオスも、交尾が終わるとメスに捕食されることで有名です。
一見厳しく聞こえるかもしれませんが、生物の世界で一個体の幸せは全く関係ないのです。すべては子孫繁栄のため、DNAを永遠に受け継いでいくために行動するのです。
事実2 地球は遅かれ早かれ滅亡する
地球は何百億年も永久に存在し続けることはできません。いつかは必ず滅亡します。最も言われているのが、太陽の膨張・爆発による地球滅亡です。これは数十億年以内に起こると予測されています。
また、超巨大隕石が衝突し、地球が粉々になる可能性だってあります。今はあり得なくとも、数億年先のことは誰にも分かりません。絶対に起こらないとは言えないのです。現に、あれだけ繁栄した恐竜を絶滅させるほどの隕石は既に落下しているのです。
人類が数百年以内に「地球破壊爆弾」を発明し、地球を滅亡させることも十分に考えられます。しかしそれは、期間が数十億年早まっただけで、滅亡するという運命自体に変わりはないのです。
人類がいようがいまいが、どのみち地球は滅亡します。そうとなると、地球上の全生命体も遅かれ早かれみな絶滅してしまうということです。
全生命絶滅に対する唯一の打開策
以上のように、このままでは遅かれ早かれ人類を含めた全生命は絶滅してしまう運命にあります。しかし、その運命を変える唯一の打開策があります。それは、地球脱出です。
地球が滅亡してしまうと言うのなら、宇宙へ旅立てばいいのです。人類は、現時点で唯一、地球を脱出する能力を備えた生物です。ロケットを開発し、月に降り立ったりもしています。今現在は無理であっても、近い将来、人類は必ず居住区域を全宇宙へ広げます。それこそが人類の繁栄でもあるからです。
そして、その他の全生物を宇宙に運び出すことができるのも人類だけです。つまり、全生物にとって人類は、自分たちの子孫を絶滅から救う唯一の頼みの綱なのです!
むしろ、人類は全生物のDNAを宇宙へ拡散させるという大役・使命を果たすために誕生したのではないかと思います。
まとめ
- 全生物の目的は「DNAを残し続ける」こと。つまりは子孫を永久に残し続けていくこと。
- ところが、地球は遅かれ早かれ滅亡の運命にあるため、全生物はその目的を達成できなくなる。
- 人類は宇宙へ行く能力を備えた唯一の生物である。全生物は、目的達成のために人類の助けが必要となる。
現在の状況を見てみると、人類は、他の生物を絶滅の危機に追いやったり、地球の現環境を悪化させたりと、たしかにろくなことをしていないと思います。不要な存在だと思ってもおかしくはないでしょう。
しかしながら、それと同時に全生物を絶滅から救うことができるのもまた人類だけなのです。地球を離れ、全宇宙へと生物の生息域を拡大させていくのです。地球消滅による絶滅から救うために。
ある説があります。それは、生物はDNAの乗り物なのではないか、といったものです。犬や鳥やゴキブリなど、多種多様な生物が作られたのは、あらゆる環境でも存続できるようDNAがそう仕向けたのです。
人類は、地球の消滅という絶対的な危機に対処するためDNAが緊急で作り出した種なのではないでしょうか。
最後まで見てくれてありがとうございます。