こんばんは。
前回は松田聖子さんや欅坂46さんの名前を挙げて、アイドルの定義の変遷についてを語りました。
今回は現代の編集の在り方について話していこうと思います。まず、TikTokの動画について、このような批判が挙げられます。
「あれは他人の音楽を使用しているし、オリジナリティに欠けている」
TikTokに挙げられている動画は、挙げた人の「作品」ということになっています。しかし、使用している音楽の多くは、他のアーティストであることがほとんどです。動画を挙げている人と音楽を作曲した人が一緒ということはほぼありません。
要するに、あのアプリで挙げられる動画は“他人が作った音楽ありき”なのです。そうなると著作権や色々な問題が出てきますよね。
事実、TikTokで使用されている音源の中には、著作権侵害だと言われているものがいくつもあります。中にはアーティストが許可している楽曲もあるのかもしれませんが、実態は未知数です。
編集の在り方が変わる?
しかし僕は、これらの音楽使用は今後認められていくのではないかと考えています。具体的には、著作権侵害ではなく、あくまで編集の一部として認識されるようになるのではと考えています。
著作権という考え方が登場して長い期間が経った現在、数え切れないほどの音楽や作品が著作権として保護されています。そうなると、今後作品を作る人が、過去の作品に一切一致しない作品を作ることが困難になってきます。
つまり、全く悪気が無く作曲したにも関わらず、何かしらの曲の著作権に引っかかってしまうことが起こり得るのです。
著作権を厳しくしすぎると、人類の創作活動が衰退していってしまうのです。なので、今後は著作権の使用に関して、一部の使用や編集について、寛容になっていくと考えられます。
DJという人は、既存の音楽を組み合わせて新しい価値を生み出していますよね。それと同じようにTikTokも、既存の音楽に合わせて独自の振付、独自の動画を作成することで新しい価値を創造しているのです。
勿論、丸パクリすることは絶対許される行為ではありません。あくまで、一部です。そこは変わらないはずです。
まとめ
TikTokでの音楽使用はたしかに著作権侵害かもしれないが、それは今後、新たな編集の一環として許容されるようになるではないか。といった意見です。もちろん、著作権がある人の利益を侵害しない形というのは大前提ですが。
これは僕だけの意見ではなく、実際にそういう世の中にするための活動をしている団体があります。それはクリエイティブ・コモンズという非営利団体です。
行き過ぎた著作権保護に警鐘を鳴らし、より自由な創作活動を守るために活動をしている団体です。興味があれば是非調べてみて下さい!
最後まで見てくれてありがとうございます。