こんにちは。
皆さんは普段イヤホンで音楽を聴いていますか?僕もよく、歩いているときやゲームをするときなどにイヤホンで音楽を聴いています。
そうやってずっと音楽を聴いていると、あることに気がつきました。それは、「し」「ち」「つ」の音がやたらと耳に突き刺さるということです。
例えば、「もしそれが君のほんのイチブだとしても…」という歌詞を聴くと、“もし”の「し」と“イチブ”の「チ」が耳を貫くようなツンとした音になるのです。
「稲葉さんのハスキーボイスのせいなのかな?」と思って他のアーティストの曲でも注意して聴いてみたのですが、やはり「し」や「つ」の音が耳に突き刺さる感覚でした。
「何を言っているんだ?」という方は、一度イヤホンをつけてやってみて下さい。音量はやや大きめでお願いします。おそらく分かって下さると思います。
自分なりの結論
なぜ「し」「ち」「つ」が耳を貫くようなツンとする音が出るのか。自分なりに考えてみたところ、これらをローマ字にすると、その答えが見えてきました。
「し」「ち」「つ」をローマ字にすると「shi」「chi」「tsu」です。そう、子音が二つあるのです!
日本語は、「し」「ち」「つ」を除いてほとんどが子音は一つです。「か」「き」「く」「け」「こ」は「ka」「ki」「ku」「ke」「ko」でどれも子音が一つですよね。
耳に突き刺さるような音だけが、子音を二つ持っているのです。そのことから、子音が多い音は耳に突き刺さるような音になる、と仮説を立てました。
試しに「shi」「chi」「tsu」をそれぞれ「si」「ti」「tu」と、子音一つにして発音してみました。日本語で表現すると「すぃ」「とぅぃ」「とぅ」です。
するとどうでしょう。耳にやさしい音へと変化したのです!
「坪内」という苗字で試してみましょう。
つぼうち(tsu-bo-u-chi) → とぅぼうてぃ(tu-bo-u-ti)
発音してみ下さい。明らかに後者の方が耳にやさしい音ですよね。このことから、子音の数がツンとする音の原因であると判明しました。
思ったこと
今回の話は、子音・母音という区分けを厳格に行っている英語話者や韓国語、中国語話者にとっては、非常に当たり前な内容だと思います。
日本語という言語は子音・母音という概念を想定して作られていないので、僕はこのことになかなか気がつきませんでした。
これは言語学習にも大いに障害になると思います。日本人が英語の発音が苦手なのは、子音・母音意識が欠如しているからなのではないでしょうか。
実際僕も外国語の発音が苦手です。子音だけで発音して、と言われてもなかなかできません。
以前、友達との雑談で「韓国人の姓の“朴”は「paku」じゃなくて「pak」だよ」と教えたことがありました。
するとその友達に「ku」と「k」は何が違うのか、と問われました。僕はこの違いを頭では分かっていても、なかなかうまく伝えることができませんでした。
「k」だけを発音する感覚って、日本人にはありませんからね。
と、特にオチはない話でした!
最後まで見てくれてありがとうございます。