こんにちは。雑記ブログ「人生に地図はない」を運営しているブロガーのYS(ワイエス)です。
大統領制や議院内閣制など、政治制度は国によって異なります。今回は、知ってそうで知らない欧米の政治制度について簡単に紹介していこうと思います。
イギリス
- 議会は上院(貴族院)と下院(庶民院)からなる2院制
- 首相は下院の多数党の党首から任命される
- 国務大臣は全員議員!
アメリカ
- 議会は上院(州の代表)と下院(国民の代表)からなる
- 大統領と閣僚は議員との兼職禁止
- 大統領選挙は間接選挙
ドイツ
- 議会は上院(連邦参議院)と下院(連邦議会)からなる
- 大統領の権力は極めて弱い。飾りのようなもの
- 下院からつくられた内閣の首相が強力な力を持つ
フランス
- 議会は上院(元老院)と下院(国民議会)からなる
- 大統領は国民の直接選挙で選ばれる。2回選挙制
- 大統領は議会の解散権と内閣の任命権という絶大な権力を持つ
以上が主要欧米諸国のザックリとした政治制度の紹介です。似てる部分もあれば、かなり違っているというところもあります。
上院と下院の関係を見ると、アメリカは対等ですが、イギリス、ドイツ、フランスでは下院の方が格上の存在です。任期が短かったり、選挙で選ばれたりと、下院の方が国民の意見に近いからです。
また、イギリスとアメリカに注目すると、イギリスでは国務大臣は全員議員でなければならず、一方アメリカでは閣僚は議員との兼職が禁止と、まったくの真逆です。
アメリカのトランプ大統領も、議員ではありません。アメリカでは厳格な三権分立を政治制度として敷いているのです。ちなみに日本では、閣僚は過半数が議員であれば他は民間出身でも大丈夫という、緩やかな三権分立です。
最後まで見てくれてありがとうございます。