TSUTAYAで、前から観てみたいと思っていた映画『パージ:大統領令』がレンタル開始していたので、早速借りて観てみました。
・設定
「パージ」という法律が施行されているアメリカが舞台。
その法律により、1年に一晩だけどんな犯罪も合法となる日がある。
・ストーリー(ネタバレ注意)
時期大統領選挙に二人の候補者が現れます。
一人は、犯罪の抑制につながる「パージ」こそがアメリカを支えていると主張する男性議員。もう一人は、「パージ」の即時廃止を訴える女性議員。
二人の候補者が激しい選挙戦を繰り広げる中、「パージ」の日がやってきます。
女性議員は厳重な警備を置き安全な家の中で待機しますが、裏切者が現れます。危機一髪のところで家を脱出し、忠実な一人の護衛と共に無法状態の夜の街を彷徨います。
暗殺者の魔の手から逃れたと思いきや、今度はギャングに捕まってしまいます。いよいよ殺されてしまうというところで、またもや間一髪、黒人の男たちに助けられます。
この黒人の男たちは、「パージ」が弱者を排除する法律だとして、密かに“反パージ”運動をしていました。彼らは、多くの賛同者と共に、ホームレスや弱者を守る“安全地帯”を作っていたのです。
女性議員とその護衛も、安全地帯に案内され、一旦はホッとします。
しかし、その安全地帯も敵に特定されてしまい、もはや軍隊と呼ぶべき暗殺者集団が議員を捕らえにやってきます。
女性議員は捕まり、「パージ」賛成派の集会(宗教的な集まり)に連れ出されます。そこには、「パージ」を推し進める対立候補の、男性議員の姿もありました。女性議員は公開処刑寸前です。
護衛と「反パージ」運動の団体は、放棄されていた秘密通路を使い、議員の救出に乗り出します。
彼らは無事女性議員を救出します。そして、敵対していたあの男性議員を殺そうとしますが、女性議員が制止します。パージ反対派として、そのようなことをしてはいけない、と。
そして、「パージ」から二か月後。大統領選挙が行われ、女性議員は無事、大統領となりました。
・感想
作品の中では、「パージ」が弱者を排除するための法律となっていますが、現実社会で起こっていることをとても反映していると思いました。
トランプ大統領の差別的政策や、白人至上主義者の暴行事件など、社会が歪んでいっているということをまさに表した内容だったと感じました。
「パージ」に合わせて海外から殺人目的で旅行者がやってきたり、「パージ」で両親を殺害し暴れる子供など、この法律が本当に実在したら、と考えなければ思いつかないような現象も描写されていました。
ストーリーはだいたい予測ができる内容でしたが、登場人物たちの緊張感がリアルに伝わってくるシーンが多く、面白かったです!
最後まで読んでくれてありがとうございます。