人生に地図はない

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日本語の歴史と「キラキラネーム」の関係性について言語マニアが語ってみた。

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こんにちは。雑記ブログ「人生に地図はない」を運営しているブロガーのYS(ワイエス)です。

 

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「キラキラネーム」という言葉は皆さんもよく耳にすることがあると思います。キラキラネームとは、一目見て読み方が全く分からない名前や、日本人離れした名前などのことを表します。要するに「一般的ではない変わった名前」ということです。

 

具体的なキラキラネームはこのサイトを参照してください。

キラキラネーム一覧!まさかの実在、男の子女の子の名前 - マーミー

 

そんなキラキラネームですが、僕の中では大きく分けて2種類に区分できるのではないかと考えています。1つは漢字の意味よりも音を重視しているもの「意味<音」と、もう1つは音よりも感じの意味を重視しているもの「意味>音」です。

 

前者の「意味<音」の具体例としては

 

「是留舵(ぜるだ)」

「龍飛伊(るふぃ)」

「厳惰夢(がんだむ)」

「弥有二(みゅーつー)」

「空理鈴(くりりん)」

 

などです。どこか暴走族の“夜露死苦”を思い出させられますね。漢字の組み合わせで意味を持たせようとしているのは分かりますが、それはついでに過ぎません。あくまで音を表すことをメインに考えています。

 

後者の「意味>音」の具体例としては

 

「宇宙(そら)」

「七音(どれみ)」

「桜(はな)」

「月(ライト)」

 

などです。もちろんぶっとんだ読み方であることに変わりはありませんが、漢字の意味を重視して名付けている点がよく伺えます。漢字本来の特性を工夫しているという点で、僕は個人的に良いなと思います。

もちろん「永遠神(エターナルゴッド)」などはやり過ぎですが(笑)

 

 

そもそも日本語の歴史を見てみると、長い歴史の流れの中で同じようなことが何度となく行われてきたことが分かります。

 

昔々、中国から漢字が伝来する以前、日本は文字を持ちませんでした。「やま」「かわ」と音としての単語は存在しましたが、文字は無かったのです。それを大和言葉といいます。

 

そして、中国から漢字が伝来してきました。日本人は衝撃を受けます。「言葉を記号にして書くことができるのか!」と。そうして漢字は普及していきます。

 

しかし、不便なことがありました。例えば「山」という文字。漢字で書くと「山(サン)」ですが、実際喋るときは「やま」です。「やま」という発音を漢字で書くときは「也麻」と書いていたのです。

 

これって不便ですよね?そこで日本人は閃きます。

 

漢字の「山(サン)」を「やま」と読ませることにしたのです。他にも「川(セン)」を「かわ」と読ませたりしました。

 

漢字に、大和言葉の読み方を当てはめていったのです。漢字は表意文字です。字そのものに意味があります。なので、その意味の共通認識さえあれば、発音は何だっていいのです。「山(サン)」を「やま」と読んだって、山が何なんのか分かれば、中国語の発音にこだわる必要はないのです。

 

このように、日本人は漢字に新しい音を加えることを遥か昔から行ってきたのです。皆さんは、キラキラネームについてどのような意見を持っていますか?自分の子供にはどういった名前を付けたいでしょうか。

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。