人生に地図はない

人生に地図はない

経済的自由と幸せに生きる方法を日々模索する、社会人ブロガーによる社会系雑記ブログ

【感動】中学の頃の忘れられない先生のお話

スポンサーリンク

こんにちは。

 

f:id:clumsyboy:20180617225126j:plain

 

突然ですが、皆さんは学生時代に思い出に残るような素晴らしい先生と出会いましたか?学校の先生には実に様々な人が居ますし、同級生と集まったときに必ず話題に上る先生というのは誰しもいるのではないでしょうか。

 

僕自身も、今までに数多くの印象的な先生と出会ってきました。とてつもなく苦手な先生もいましたし、LINEを交換して今でも交流のある先生もいます。そして、何年経っても忘れられないほど素晴らしい先生にも出会ってきました。

 

そこで今回は、雑記ブログっぽく、中学校時代に出会った素晴らしすぎる思い出の先生について語っていこうかなと思います。

 

 

誰もが尊敬したM先生

 

僕が中学一年の頃、M先生という30歳前半くらいの男の先生がいました。M先生は授業が分かりやすく、ノリもよくて、生徒のことを一番に考えてくれるとっても素晴らしい方でした。

 

そのお陰か、クラスのほとんど全員がM先生を信頼していましたし、尊敬していました。僕の中学は区内トップクラスのヤンキー校で、授業は基本的に毎回荒れまくっていたのですが、M先生の授業だけはヤンキーも協力的になり、毎回平和な時間が流れていました。

 

教師や学校を嫌い、あれだけ授業の妨害をしたがるヤンキーが、M先生の授業の時はキチンと席に座り、話を聞いているのです。あれは今振り返ると、教師と生徒という立場を超えた、何か人間的な繋がりがあったのではないかと感じます。

 

授業も毎回雑談を挟み、学生時代のバカ話や、最近生まれたばかりの息子さんの自慢話などをしてくれたのを覚えています。そんなM先生の感動的なエピソードは、中1の時の宿泊学習で起こりました。

 

 

宿泊学習でのエピソード

 

僕の通っていた中学では、新しい人間や環境に早めに慣れ親めるようにと、中1の夏に宿泊学習というものを催すのが恒例となっていました。学習と言っても、ようは山奥の宿泊施設に泊まってレクリエーションをやるだけです。

 

当時、僕の中学は、学年の9割以上が同じ小学校出身の人だったので、レクリエーションをやるまでもなく既にほぼ全員友達といった状況でした。なので、もちろん全員テンションが上がるわけです。貴重な宿泊行事ですからね。

 

僕も例外ではなく、夜に消灯時間が過ぎた後でも、皆と一緒にトランプゲームで盛り上がっていました(笑) 今考えると本当にアホですが、僕らは夜中だということ関係なしに大声ではしゃいでいたのです。

 

すると案の定、僕らの部屋に厳しめの先生がやってきて、全員で慌てて寝たふりをしたのですが無駄に終わり、僕らはこっぴどく説教を受けることになりました。挙句、トランプも没収されてしまいました。

 

テンションがダダ下がりの中、ふと誰かが部屋に入ってきました。僕らはまた見回りの先生が来たと思い、寝たふりをしました。すると、ドアの方から「おーい」と呼びかけられました。M先生でした。

 

僕らは何事だと思い、暗闇の中、起き上がりました。するとM先生は話し始めました。

 

M先生「お前らさ、まだ寝たくないだろ?いいよ、喋ってろよ。ただし静かにな。」

 

僕らは全員(・・?)といった状態でした。この人は何を言っているのだろうと。するとM先生は続けます。

 

M先生「俺もさ、学生の頃、宿泊行事で怒られたんだよね。夜中に騒いでて。あんな嫌な思いを、君たちにもさせたくないんだよ。このフロアの見回りは俺に交代したからさ、静かになら喋ってても大丈夫だよ。」

 

セリフは定かではありませんが、そういったことを言い終えると、M先生はトランプを渡してきました。さきほど僕たちが回収されたトランプです。M先生がこっそりと取り返してくれたのです!

 

M先生は、騒ぎ過ぎさえしなければ、僕たちが寝ずに起きていることを認めてくれたのです!もちろん、学年主任の先生や他の先生方には内緒です。こっそりと、騒ぎ過ぎて叱られた僕達だけに特別扱いをしてくれたのです!

 

 

M先生から学んだこと

 

当時M先生が僕たちにしたことは、教員として相応しい行動ではなかったかもしれません。けれど僕たちは、M先生のその行動からあることを学びました。それは、先生も人間だということです。

 

当時の僕は、頭も心もまだほとんど小学生で、社会や世の中のことをこれっぽっちも理解していませんでした。その頃の僕は、学校の人間関係と社会の人間関係は全くの別物だと考えていましたし、生徒と教師は別の生き物だとも考えていました。

 

しかし、M先生のあの優しい行動から、先生も同じ人間だし、先生にも辿ってきた人生があるし、社会は人間の心で動いているのだということを理解しました。それは、僕の中で「センセイ」という生き物が人間になった瞬間でした。

 

 

まとめ

 

M先生のお陰で、僕は社会というものに対して興味を持つようになりました。またM先生は、大人の社会にも学校と同じような人間関係などが存在するのだという極当たり前のことに気がつくキッカケを与えてくれました。

 

そういう意味で、M先生は僕の一生忘れられない先生となったわけです。ちなみにM先生は、僕たちが中2になった頃に別の学校へ転勤してしまいました。

 

皆さんには、学生時代の忘れられない先生・印象的な先生がいますか?

 

 

 

最後まで見てくれてありがとうございます。