こんにちは。
韓国で平昌オリンピックが開かれているということで、普段あまり観ない韓国映画を観てみました。
今回観た映画は『新感染 ファイナル・エクスプレス』です。韓国で2016年7月公開、日本では2017年9月に公開されました。
内容
タイトルから推測できる通り、ゾンビ映画です。
韓国の首都ソウルに住む、エリートだけだ少しだけ人格に問題がある父と、父とは対照的に他人を重んじる心優しい娘の2人が主人公です。
ストーリー[※ネタバレ有り]
主人公の父娘が、釜山に居る母親の下へ向かうため特急電車に乗り、その電車内で事件に巻き込まれていくというストーリーです。
感染者が電車内で人を襲い、それがどんどんと広がっていき、車内はパニックになります。何とかゾンビの大群を車両に閉じ込め途中駅に停車しますが、駅はすでに壊滅状態。ゾンビの大群に襲われます。
慌てて乗っていた電車に戻り、大量のゾンビを乗せたまま釜山へと再出発しますが、電車に引き返す段階で父娘は離れ離れの車両になってしまいます。
4,5両離れた所にいる娘がピンチだと知り、父は救助に向かおうとしますが、間の車両にはゾンビの大群がひしめいています。
どうしようかと考えていると、トンネルに入っている間はゾンビが反応しないことに気がつきます。ゾンビは暗闇に弱いのです。そのことを知り、父と他の乗客たちは電車がトンネルに入っている間に突破を試みます。
様々な危機を突破し、何とか父娘らは合流に成功します。そして合流した彼らは、多くの乗客がいる安全地帯となっている車両へ向かいます。
ところが、安全地帯の車両にいる乗客たちは、自分たちの安全のために彼らの受け入れを拒みます。今度は人間同士の争いへと発展するのです。
無理やりドアをこじ開けて何とか安全地帯へと入ることができますが、最初に安全地帯にいた人達の心配通り、ゾンビが突入してくるこになります。結果、乗客の大半が感染しました。
父娘は何とか生き延び、一安心しますが、またまたトラブルが発生します。線路に壊れた電車が立ちふさがっており、これ以上先に進めなくなってしまったのです。
仕方がないので、一旦電車を降り、近くにある車庫から新しい電車に乗り換えようということになります。
しかしここで、共に生き残ってきた一人の乗客のおっさんが本性を露わにします。彼は他人を囮にして自分だけ生き残ろうと画策したのです。
おっさんにやられ、次々と人が死んでいきます。父娘と、もう一人、ずっと行動を共にしていた妊婦の女性の3人が生き延び、おっさんの乗る電車に飛び乗ります。
ゾンビからは完全に逃げ切ったと思いきや、今度はおっさんが感染しており、父親がやられてしまいます。父は正気を保っているうちに電車から飛び降り、妊婦と娘を釜山へ向かわせます。
2人は泣きながらも、何とか釜山まで辿り着きます。しかし、釜山駅に着く前に線路が封鎖されており、やむ終えず2人は電車を降ります。そして、釜山へと向かう最後のトンネルを歩いて進みます。
同時刻、トンネルの反対側では軍が待機・監視していました。若手の軍人が、スナイパーライフルで歩いてくる2名を発見します。
その軍人は、上層部から歩いてくる2名が感染者かどうか見極めるよう指示されますが、トンネルが暗くて確認できません。
そのことを上層部に伝えると、「射殺しろ」と命令が下ります。
軍人はスコープを覗き込み、狙いを定めます。射殺寸前、緊張が走ります。すると、トンネルから微かに子どもの歌声が聞こえてきます。
娘が歌を歌っているのです。その歌は、父親に聞かせるために練習していた歌です。
「生存者、接近中!!」
ライフルを構えた軍人がそう叫び、軍が一斉に救助へと駆けつけます。
完
一言
上でストーリーは大体全部言ってしまいましたが、僕的には非常に面白かった映画です。ゾンビというのはアリがちな設定ですが、ゾンビ×電車という組み合わせはとても新鮮で良かったのではないかと思います。
また、ところどころ端折って説明しましたが、電車内でのゾンビの切り抜け方や人間ドラマなど、とても見どころが満載です。
僕もこの映画を観る前は、ソウルから釜山へ電車で向かうだけの映画でしょ?と思っていましたが、想像以上に楽しむことができました。
気になるという人は、是非レンタルしてみて下さい!
最後まで見てくれてありがとうございます。