人生に地図はない

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経済的自由と幸せに生きる方法を日々模索する、社会人ブロガーによる社会系雑記ブログ

“通勤時間が無駄”という議論が無意味である理由~問題の本質と最良の対策について~

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こんにちは。

 

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現在就活真っ只中の僕(筆者)ですが、最近、周りで話題に上がる話として“通勤時間が無駄”というものがあります。

 

 

具体的には「通勤時間は人生最大の時間の無駄だ」「片道1時間以上掛かるなら、絶対に近くへ引っ越す」「自分の時間を少しでも増やしたいから、通勤時間は減らしたい」といった内容です。

 

 

この意見は僕も良く分かります。しかし「通勤時間は時間の無駄だ」という文言を議論として意見することは、僕は見当違いだと考えています。

 

 

目次

 

 

通勤時間が好きな人はいない

 

“通勤時間は無駄”という議論がなぜ見当違いなのか。それは、そもそも通勤時間が好きな人なんていないからです。

 

 

暑くて狭い満員電車に乗ることで幸せを感じる人は存在しませんよね。仮に、通勤通路が素晴らしい景色や美しい観光地だったとしても、人は何回も体験すると飽きてしまうものです。

 

 

通勤とは基本的に同じ道を毎日ひたすら繰り返し通る行為なので、通勤時間が毎日楽しいぜ!という人はそうそう居ないのです。

 

 

なので、そもそもの話、通勤時間が無駄だということは多くの人が既に実感しいているのです。通勤時間は短ければそれに越したことはない。ほとんどの人は、当然そのことに気がついています。

 

 

問題の本質は“東京一極集中”

 

では、なぜ多くの人は“通勤時間が無駄だ”と思っているのに、長い時間を通勤に費やしてしまっているのか。

 

それは、そうせざるを得ない状況がそこにあるからです。つまるところ、東京都心への一極集中が原因であると僕は考えています。

 

 

大企業の本社やその他多くの企業は、東京都心に集中しています。つまり、それだけ多くの人が、東京周辺から東京都心めがけて通勤しているのです。

 

千代田区の夜間人口は5万8000人ですが、昼間人口は何と85万人にまで膨れ上がります。千代田区だけを見ても、80万もの人が周囲から移動してきているということです。

千代田区 - Wikipedia

 

 

多くの人々は、東京都心へと通勤しているのです。しかし、都心というのは家賃が驚くほど高く、とてもじゃありませんが、普通の人が住める場所ではありません。

 

 

ほんの少し東京から離れれば、家賃は一気に安くなります。なので、僕を含めた一般的な人々は、電車で1時間ちょっとの通勤を受け入れるしかないのです。

 

 

通勤時間短縮の対価

 

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それでも、「絶対に1時間以上の通勤は嫌だ。いくら家賃が高くても東京に住む。」と考えている人は少なからず存在します。地元にも、そう強く主張する男の友人がいます。彼は、たとえ家賃が15万円でも、通勤時間が短縮されるならそこに住む、と言います。

 

 

しかし、僕はそのことに強い疑問を感じます。たしかに、通勤時間分の時間が自由に使えるというメリットはあります。けれど、時間が増えるのはせいぜい朝と夜のそれぞれ1時間です。

 

これは人生単位で見れば相当大きな時間になりますが、1日1日の生活の中で、朝1時間、夜1時間の時間が増えたところで、15万円分を払っただけの何かが得られるのでしょうか。

 

 

毎日朝1時間、夜寝る前1時間をキッチリ勉強に費やすというのなら分かります。しかし、そこまで規律の高い生活を働きながらも続けていくことは、相当ハードであると僕は思います。

 

 

現実には、ゲームか睡眠の確保で終わってしまうと僕は思います。たしかに良質な睡眠をとることは健康にとってとてもプラスのことです。けれど僕は、それに月15万円を回したいとは思いません。

 

 

そもそも、給料のほとんどを家賃につぎ込むということは、まるで、そこで働き続けるためにお金を稼いでいるようなものではありませんかね。

 

 

通勤時間は高時給バイトと思え

 

僕は、通勤時間は多少長くても全然構わないと考えています。むしろ、都心に住むだけの家賃が丸々浮かせられるので、「電車に乗ればお金が月10万円貰える」と考えています。

 

しかも、休日は電車に乗らないので、時給にするとかなり割高と言えるでしょう。お金が貰えるんだったら、満員電車程度のストレスなんて吹き飛びます。

 

 

それに、電車も常に混んでいるわけではありませんし、電車の中で本を読んだり、ゲームをすることも時にはできます。音楽なら満員電車でも聴いていられるでしょう。超ぬるぬるバイトですね(笑)

 

 

また、余談ですが、世の中には “お金は無いが何としてでも東京にしがみつきたい” と考えている人が一定数います。そういった人向けに、極狭住宅やシェアハウスといったものがあります。

 

 

極狭物件ならまだいいですが、シェアハウスはあまりオススメできないかもしれません。

 

 

僕の親族は昔から賃貸経営を行っているので、多少住宅事情に詳しいのですが、防火法の問題で一軒家としては貸し出せない物件を、シェアハウスという形にして貸し出すというパターンがあるのです。

 

 

それに、シェアハウスとカッコよく言っていますが、中身は昔の共同アパートと大差ありませんからね。それでも、人と接することがめちゃくちゃ好き!という人には向いているかもしれません。

 

 

まとめ

 

通勤時間が無駄ということを嘆くのではなく、通勤時間をいかに苦と感じないでいられるかが重要だと僕は考えます。

 

 

もちろん、家賃の安い地方に住んでいて職場も近い、というのがもっとも最強なパターンです(笑) けれど、日本人の多くは地方から都心への通勤パターンが主流なので、そうした恵まれている人は少ないでしょう。

 

 

問題の本質は東京一極集中ですが、とりあえずは、通勤時間を好きになることが最良の答えであると僕は思います。

 

 

 

最後まで見てくれてありがとうございます。