人生に地図はない

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「地政学」が面白い!小国ギリシャがEUを手玉に取るその驚くべき方法とは。

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こんにちは。雑記ブログ「人生に地図はない」を運営しているブロガーのYS(ワイエス)です。

 

みなさんは「地政学」という学問ジャンルをご存知ですか?おそらく、耳にしたことはあるけど具体的にどういう学問なのかは分からない、という方がほとんどだと思います。僕もそうです。

 

地政学とは、一言でいうと国家間の政治的関係を地理的条件から見ていこうといった学問とのことです。地球上には様々な国があります。そしてあらゆる政治的行動がとられています。

 

その政治的行動の多くが、地理的要因によってなされています。地理は、非常に重要なのです。

 

面白い話をひとつ紹介します。ヨーロッパにはEUというものがありますよね。EU加盟国の中にギリシャという国があります。この国はある問題を起こしました。財政赤字の隠蔽です。

 

2009年の政権交代により発覚しました。これによりギリシャは財政危機へと陥ります。EUはドイツを筆頭に支援に動きます。その支援により、ギリシャは何とか持ちこたえたのですが、ギリシャは驚くべき態度をとりました。

 

最も助けてくれたドイツの改革案を拒否し、借金を踏み倒したのです!

 

ギリシャは小国です。経済規模は小さく、日本の神奈川県と同程度です。ユーロ圏全体の3%も満たしません。こんな国、普通だったらEU追放ですよね。ところがギリシャは追放されていません。なぜなのでしょうか。

 

これは、地政学的にロシアの存在が関わってきます。ギリシャとロシアは、宗教が共に東方正教会です。文字もギリシャとロシアでは非常に似ています。文化的背景が似ているのです。

 

そして、ギリシャは地中海に面しています。つまり、EUがギリシャを切り捨てると、すかさず、友好国ロシアが入ってくるのです。ギリシャとロシアがくっつくと、ロシア軍が地中海に展開することになりかねません。

 

これはヨーロッパのあらゆる国が恐れていることです。よって、EUはギリシャを見捨てることができないのです。このようにして、小国ギリシャは巨大な連合EUを手玉にとることができるのです

 

地理的要因によって、そんな力さえ手に入れられるのです。北朝鮮が存続する要因も、地政学の観点から説明できます。北朝鮮が滅びると困る国があるのです。中国です。

 

もし北朝鮮が崩壊したら、朝鮮半島は韓国によって統一されることになります。韓国にはアメリカ軍がいます。中国は、アメリカ軍がいる国と国境を接したくないのです。つまり、北朝鮮は中国・アメリカ勢との緩衝地帯として作用しているのです。

 

周りに必要とされているから、北朝鮮は無くならないのです。地政学を学ぶと、世界の仕組みが少しだけ見えてくるようになります。今日した話は『マンガでわかる地政学』という本に載っています。

 

他にも、日本は地政学的にみて神の国である!といった話や、中東の情勢など面白い話がたくさん収録されています。この本を読んでから僕は、テレビのニュースで流れてくる国家間の問題も、今までとは違って見えるようになりました。

 

是非皆さんも読んでみて下さい!

最後まで読んでくれてありがとうございました。