人生に地図はない

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TikTokがウザいという意見に対する考察~アイドルの価値観について~

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こんにちは。

 

 

前回にTikTokというアプリを紹介しましたが、どうやら僕の周りにはTikTokを快く思っていないという方が結構いるということが分かりました。

www.nomap-inlife.com

 

 

 

そう思う理由としては大きく分けて2つあります。1つは「一般人がアイドルぶっているのは痛々しい」といった理由。そしてもう1つは「他人の曲を使っているので完全オリジナルではない」ということです。

 

 

ただの一般人が他人の曲を使って、顔を出してネットに投稿して、何気取っちゃってるの?と批判する人の気持ちはまあ分かります。

 

 

しかし僕は、そういった批判はこれからの時代においては見当違いなものになっていくと考えています。今回は、なぜその批判が見当違いになっていくのか、その理由を2回に分けて語っていこうと思います。

 

 

 

アイドルの価値観の変化

 

一般人がアイドルのようなことをするのはちょっと違う、と考えている人は、アイドルに対して古い価値観を持っていることが考えられます。

 

 

アイドルの価値観は、時代を経るごとにジワジワと変化していきました。例えば、昭和の有名アイドルを思い浮かべてみて下さい。誰が浮かびますか?有名どころと言えば、松田聖子さんや南野陽子さん、工藤静香さんなどが挙げられますね。

 

参照

アイドル黄金期! 80年代アイドルたちの完全実態 - NAVER まとめ

 

 

 

彼女たちはいずれも「個人」ですよね。昭和のアイドルと言えば基本的に個人であることが一般的でした。中にはグループユニットのアイドルも居ましたが、せいぜい2,3人までというのがほとんどです。

 

 

では平成時代のアイドルはどうでしょう。ここ4,5年内で活躍したアイドルには、どういうものが思い浮かびますか?多くの人がパッと思い浮かぶのはAKB48乃木坂46欅坂46などではないでしょうか?

 

 

基本的に大勢の人間からなる「グループユニット」が思い浮かぶとと思います。逆に、松田聖子のような「個人」で絶対的なアイドルという人物を思いつきますか?どこのグループにも属さず、個人で活躍しているトップアイドル。僕はすぐには思いつきません。

 

 

平成時代、特に21世紀に入ってからは、アイドルというと基本的にグループユニット、となってきます。昭和から平成になって、アイドルという価値観が相対的に下がってきたのです。

 

 

AKB48や乃木坂46のメンバーには、非常に人気なメンバーも居れば、全く知名度が無いメンバーも居ますよね。そういった知名度の低いメンバーも、一応アイドルという肩書なのです。

 

 

別にグループユニットを批判している訳ではありません。僕は乃木坂さんや欅坂さんが大好きです。二人セゾンのpvを毎日観ています(笑)

 

 

ただやはり、昭和のアイドルと比べるとアイドルの価値観というか、“アイドル”のハードルが下がっているのは事実です。昭和時代でアイドルというと、とうてい一般人が会いに行ける存在ではなかったですからね。

 

 

平成時代のグループアイドルは、本気になれば握手会に行けるし、会いに行くことも簡単にできます。

 

 

また「地下アイドル」「ご当地アイドル」といったように、アイドルの在り方が大きく広がったので、何なら自分自身がアイドルになれる可能性も、昭和に比べてずっと高くなっているのです。

 

 

 

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一般人とアイドルの境界線

 

そして、未来(これから)の話です。これからは、アイドルの価値観が益々下がっていきます。その理由はSNSの普及です。

 

 

逆に、昭和時代のアイドルがなぜアイドルだったか。それは“テレビ出演できていたから”です。あの時代、一般人が情報を発信することなど到底不可能でした。情報を発信できたのは、テレビに出演することのできる、ごくごく少数の「芸能人」だけでした。

 

 

なので、当然アイドルになるにもテレビに出演しなければなりませんでした。勿論それは容易なことではありません。だからこそ、アイドルというのは一般人の対極の存在に位置する神々しい存在であったのです。

 

 

一方、平成になりインターネットが普及したことで、テレビが唯一の情報発信源ではなくなりました。そのことで、テレビに出ることのできない人間やプロダクションが、容易に情報を発信することが可能となりました。

 

 

そうすることで、テレビに出なくとも「アイドル」の肩書を手に入れることができるようになっていったのです。

 

 

そして現在、SNSが普及することで、一個人が全世界に向けて情報を発信することが極めて容易になりました。

 

 

ユーチューバ―という職業がいい例です。日本のトップユーチューバ―達を思い出してみて下さい。彼らは全員、初めは何の後ろ盾も持たない一般人でした。個人で動画を作り発信することで、徐々にファンが増えていき、今の地位を確立していったのです。

 

 

テレビに出なくとも、何かのプロダクションに入らなくとも、個人で情報を発信してくことで芸能人やアイドルになれる時代になったのです。

 

 

別の視点で考えてみると、「一般人」と「アイドル」の境界線が揺らいできていると捉えることもできます。

 

 

昭和のアイドルがなぜアイドルだったのか。それは情報を発信できたからです。現代、誰でも簡単に情報を発信することができます。一般人とアイドルを決定的に分離していた“情報発信力”の差が、今はほぼ0となっているのです。

 

 

勿論、アイドルになるには才能や努力も必須です。しかし、いくら才能や努力があってもアイドルになれなかった人は居ます。それこそ情報発信力の差が原因なのです。

 

 

 

まとめ

 

「一般人がアイドルぶっているのは痛々しい」という批判がなぜ見当違いなのか。それは、アイドルの定義や価値観が変化してきており、一般人とアイドルの境界が曖昧になってきているからです。

 

 

これ以上書くと長すぎるので、続きは次回書いていこうと思います。

 

 

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最後まで見てくれてありがとうございます。