人生に地図はない

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経済的自由と幸せに生きる方法を日々模索する、社会人ブロガーによる社会系雑記ブログ

「目的」と「手段」の話~絶対に気をつけてほしいたった1つのこと~

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こんにちは。

 

 

皆さんは「目的」「手段」の違いを意識したことがありますか?この2つの概念は複雑かつ密接に関連しているため、よく誤解をしてしまっている人がいます。

 

 

分かりやすい例としては、RPGの主人公の「目的」は “ラスボスを倒すこと” ではありません、 “世界の平和を守ること” です。“ラスボスを倒すこと”は世界平和を実現するための「手段」なのです。

 

 

「目的」「手段」は、意識していないと気がつかないうちに入れ替わってしまうのです。しかしこれは、入れ替わることが全て良くないと言っている訳ではありません。

 

 

実は、そもそも「目的」「手段」は入れ替わっていくものなのです。それってどういうことなの?と思っていらっしゃるかもしれないので、順を追って説明していきます。

 

 

目次

 

 

「目的」から「手段」

 

人生において、最初は「目的」としていたものが後々「手段」に移り変わっていたということがあります。これは良い入れ替わりなのです。

 

というより、人生はそうやって進んでいくものなのです。分かりにくいと思うので、勉強というテーマで解説していきます。

 

 

あなたは小学1年生です。まだ社会のことについて右も左も分かりません。学校の授業には月に1回テストがあります。あなたはそのテストで高得点を取りたいと思い、授業できちんと勉強をします。

 

この時のあなたは “テストで高得点を取ること”「目的」です。しかし、この時のあなたは高得点を取ることが「目的」で構わないのです。単純に良い点数を取れば嬉しいし、親も先生も喜びます。それでいいのです。

 

時は流れて、あなたは中学3年生です。来年には高校受験が控えています。この時のあなたは“テストで高得点を取ること”を「目的」にしてはいません。

 

この時のあなたにとって “テストで高得点を取ること” は、受験に合格するための「手段」の一つなのです。あなたがどんな問題が苦手なのか、どこの分野が強いのか、テストはそれを把握するための道具に過ぎません。

 

さらに時は流れ、あなたは高校3年生です。あなたは大学受験を目指し勉強をしていますが、この時のあなたは、“受験に合格すること” を「目的」にはしていません。

 

この時のあなたにとって “受験に合格すること” は、将来やりたいことを叶えるための「手段」の一つなのです。合格することが目的なら、その学校に入学する必要はないでしょう。夢に一歩近づくために、受験をし学校に通うのです。

 

 

このように、昨日までの「目的」は明日からの「手段」へと、次々移り変わっていくのです!「目的」「手段」へと入れ替わることは人生の成長過程なのです。

 

 

「手段」から「目的」はNG

 

勘のいい人なら気がついているかもしれませんが、上で述べたものとは逆、つまり「手段」から「目的」へと入れ替わることは非常によくないことなのです。

 

 

冒頭に述べた主人公とラスボスの話がまさにこれですよね。これは、人生の退化だと言っても過言ではありません。誰もが気を付けなければいけないことです。

 

 

気がついていないだけで、あなたにも「手段」「目的」へと変わってしまっているものがあると思います。卑近な例を出してみましょう。

 

 

例えば、大学の単位制度です。単位とは本来、学生がきちんと勉強をするよう促すための「手段」です。ところが、多くの大学生は“単位を取ること”を「目的」にしています。単位を取れればそれでいいと思っているのです。もちろん僕も例外ではありませんが。

 

他にも、マニュアルを順守することが「目的」となってしまい実務に影響が出たり、働くことが「目的」となってしまい幸せを見失ったり、“国家を守るための権力者”であるはずが、気がつけば“権力者を守るための国家”になっていたりと、色々挙げられます。

 

 

まとめ

 

人生の成長は「目的」から「手段」へと移りかっていくことです。その逆は決してしないようにして下さい。

 

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今あなたの「目的」は何ですか?そのことを常に意識すれば、きっと人生は良い方向に進んでいくでしょう!

 

 

「目的」「手段」について、まだまだ言いたいことはありますが、長くなりそうなので今日はここらへんにしておきます。続きはまた次回ということで!

 

 

 

最後まで見てくれてありがとうございます。