こんにちは。
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エピソード記憶
日本語にはしばしば、「どっちがどっちだっけ?」と混同してしまうややこしい漢字がありますよね。
特に人名でいえば「荻原さん」と「萩原さん」の難易度が高いと思います。僕も高校生くらいまでは全く区別がつかず、覚えようと思っても毎回忘れてしまっていました。
けれど現在の僕は、これらのややこしい漢字もキチンと区別し書き分けることができます。そして、恐らく二度と忘れることはないでしょう。
では、どうやって僕はそれらの漢字をマスターしたのか。それは、エピソード記憶です!
ただがむしゃらに「こっちがこうであっちはこう」と丸暗記しようとしても、人はすぐに忘れてしまいます。しかし、その漢字一つ一つのエピソードを覚えるやり方をすれば、非常に頭に定着しやすくなるのです。
エピソード記憶には、大きく分けて2つの方法があります。1つはその漢字の成り立ちや由来を正確に知ること。そしてもう1つは、自分でエピソードを作ってしまうことです!
ではここからは、実際に僕がエピソード記憶を用いてマスターした3つの「ややこいい漢字」を見ていこうと思います
「しめすへん」と「ころもへん」
しめすへんとは「神」「社」「祖」などのカタカタのネに似た部首のことです。
ころもへんとは「袖」「裾」「被」などのネに点が一個ついた部首のことです。
どちらも現在は非常に似た形になってしまっていますが、昔はそれぞれ違った形の部首であったのです。
「しめすへん」は、本来は名前のとおり「示」という字でした。「示」は“神にいけにえを捧げる台”の象形から来ています。つまり、「しめすへん」のつく漢字は、すべて“神に関係するもの”なのです。
上に挙げた「神」「社」「祖」以外にも「祭」「祟」「禍」「福」「祝」などがありますが、呪術的であったり祭ごとであったりと、すべて神関係ですよね。
一方、「ころもへん」は「衣」という字でした。つまりこの部首がつく漢字は、“衣服に関係しているもの”となります。「襟」「袖」「裾」「裸」「袴」「裟」などが挙げられます。
神様と衣服のちがいだというエピソードを覚えておけば、「しめすへん」「ころもへん」の漢字はマスターできるでしょう。
「専」と「博」
これらの漢字は、点が一カ所なのか二カ所なのかで迷うことがありますよね。普段は覚えているのですが、どうしても焦ったりしていると間違えてしまうことがあります。
そこで僕はこう覚えることにしました。
専門家は、一つの分野を極める人ですよね。だから専門家の「専」は点が一つ!そうでない方の字は点二つ。
こういう覚え方をしていれば、土壇場でも間違えることはないでしょう。これがいわゆる、自作のエピソード記憶です。
萩原(はぎわら)と荻原(おぎわら)
皆さんは、こちらの区別がつきますか?一見すると「同じ字だろ」と思われるかもしれませんが、下の部分が微妙に違っています。
厄介なことに、この二つの漢字はどちらも苗字として実在しています。あなたの周りに「萩原さん」「荻原さん」が居たら、もしくはこれから出会うとしたら…。
書き間違えたり、言い間違えたりしてしまっては失礼ですよね。そこで僕は、こう覚えました。
ハギ(萩)はアキ(秋)
以上です。この語呂合わせで覚えてしまえば、少なくとも「萩原」と「荻原」の区別はできるようになります。片方だけを完璧にエピソードで憶えてしまえばいいのです。
「荻原」の方の漢字は、まあ、カタカナの「オ」に似ている部首が含まれている程度に覚えておけば良いと思います(投げやり!)
まとめ
漢字はエピソードと関連させて覚えれば、長く記憶に定着させることができます。皆さんも、エピソードを積極的に活用してみて下さい!
ちなみに僕は、履歴書で漢字ミスを連発してしまっています。漢字は覚えていることに越したことはありません。しっかり覚えましょう(笑)
最後まで見てくれてありがとうございます。