こんにちは。雑記ブログ「人生に地図はない」を運営しているブロガーのYS(ワイエス)です。
皆さんは小学生の頃テレビゲームをしていましたか?世代にもよりますが、僕ら20代くらいの方はおそらく小中学生の頃はテレビゲームをして過ごしてきたと思います。僕もそうでした。
少し小学生時代を思い出してみてください。親や学校の先生などからこんなことを言われませんでしたか?
「ゲームをやり過ぎると頭によくないぞ」と。
もしくは、「ゲームばかりしているとバカになるぞ」とか「脳みそが溶ける」とか、言われませんでしたか?僕は親から散々言われていました。さらに、ゲームをやり過ぎると現実との区別がつかなくなると僕ら生徒に警鐘を鳴らす教師までいました。
僕もすっかり「ゲームというものはあまり体や脳に良くないんだな」と思い込んでいました。そして、時は流れて2017年。どうでしょう。最近周りに「ゲームは脳に悪い」と言っている人はいますか?ほとんど聞きませんよね?
電車の中では、若い世代だけでなく年配の方もスマホゲームをしているのを見かけます。ゲームの有害性についての意見はほとんど聞かなくなりました。それどころか、ゲームがボケ防止になるとまで言われています。
ゲームがこの世に登場してからある程度の時間が経ったので、ゲームは世間で完全に受け入れられるようになったのです。こういったことは歴史の中で何回も繰り返されてきました。
例えば“電話”です。今では社会生活をする上で必須アイテムとなっていますが、電話が世に出たときは、電話に対する恐怖心を持つ人が大勢いました。電話が感染症を広げるという噂も信じられていました。人の顔を見ずにコミュニケーションをすることなど絶対に反対だ、という人もいました。
人は新しい技術やコンテンツが登場すると、最初は拒むのです。今まで無かった未知の物なので恐怖心があるからです。何度も繰り返されています。歴史を振り返れば明らかです。ゲームもその流れの1つだったのです。
たしかに、ゲームはやり過ぎると熱中してしまい、他のことが疎かになります。結果、成績が落ちたりはします。しかしそれはゲームが悪いわけではありません。やる側の問題なのです。ほどほどで留めることをすればいいのです。
では、現在、世間から忌み嫌われているものはなんでしょう。それは“SNS”です。一昔前に比べれば多少はマシになりましたが、まだSNSに対してマイナスのイメージを持つ人は多いです。SNSなんか絶対にやらないと言っている方も何人かいたりします。
そして今回座間市で起きた事件。犯人がツイッターを利用していたことが大々的に報道されています。政府は、今後の方針としてツイッターを規制することも視野に入れています。
しかし、問題はツイッターではなく、自殺したい人がいるこの社会ではないでしょうか、とにちゃんねる創設者のひろゆき氏は言っています。全くその通りだと思います。
やはりゲームの時と同じ、コンテンツではなく、それを使用する側の人間の責任なのです。今回の事件の犯人のように、コンテンツを悪用する人間ももちろん居ます。だからこそ、そういう人間も居るということを教育でしっかりと教えるべきです。
SNSは、人類が作り上げた究極の言論空間です。決して規制が入るようなことがあってはいけません。当たり前のようにSNSが使われる未来を守るために、危険なのはコンテンツではなく、人間の方だということをしっかりと理解しましょう。
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