こんにちは。
世の中には「国」というものについて様々な考えを持っている人がいます。例えば、強い愛国心を持っている人です。自分の国を好きでいられるのはとても素晴らしい事だと思います。
しかし中には、行き過ぎた愛国心からか、自国を批判している人を極端に敵視したり、特定の国を蔑む行為を働いたりする人がいます。
そうした行為は自分の国を愛する気持ちからくるものなのですが、僕は、そうした行為は逆に自分の国を蔑むことになってしまっていると思います。
コロンビアの事例
2018年度のワールドカップにおいて、日本は強豪と言われるコロンビアを初戦で打ち負かしました。それに対して、あるコロンビア人とみられるサポーターがツイッターに以下の画像を投稿しました。
つまり、「君たちはサッカーでは勝ったけど、戦争では負けたよね」と、原爆投下の画像を用いながら言っているのです。コレを見てあなたはどう感じますか?
少なくとも、コロンビアに対して良い印象は受けないでしょう。むしろ、これがキッカケでコロンビアが嫌いになったという人もいるのではないでしょうか。
日本のネットを見ても、この画像を受けて、逆にコロンビアを見下し返すような発言が多く繰り広げられています。確実に、日本人のコロンビアに対する印象は悪くなりました。
しかし、この画像を投稿したコロンビア人?の方は、おそらくコロンビアが本当に好きなのだと思います。好きだからこそ、日本が本気で許せなかったし、イラついたのでしょう。
自国のことが好きだという気持ちで行ったことが、結果的には自国のイメージを下げ、評価を落とすような行為になってしまったのです。
批判は敵を作るだけ
日本に対してネガティブな感情を持っている国が世の中にはあります。具体的な例を挙げるのならば、中国や北朝鮮、そして韓国です。これらの国は昔から反日な人が非常に多くいることで知られています。
たしかにこれらの国では、日の丸を燃やしたり、反日デモが行われていたりと、日本のことを良く思っていない人が多くいます。しかし、気を付けてほしいのが、全員ではないということです。
韓国人でも、日本が好きでしょうがないという人は沢山いるのです。それは中国や我が国日本だって同じです。日本人にも、韓国が好きな人もいれば嫌っている人もいますよね。それと全く同じことです。
しかし、そのことを考えずに国民を一括りにして批判していれば、それに対して反応をしてしまう人が必ず出てきます。その行為が重なっていけば、お互いに敵が増えていくだけなのです。
本当の愛国者がしていること
本当に自国を大事に思っている真の愛国者がしていること、それは、愛をふりまくことです!
自国が一番だと、周りの国々を見下したり蔑むのではなく、相手のことを思いやり、リスペクトをすることこそが、自国のにとって最も良い行いなのです。
例えば、以下の動画を見て下さい。
これは、日韓のより良い友好関係を築き上げるために活動をしている韓国人の方のチャンネルの動画です。チャンネル名は「ソウル鳩서울하또」と言います。
こういう動画を見れば、きっと韓国人に対して良い印象を抱く人もいることでしょう。少なくとも、ネガティブな感情は現れないはずです。
おそらくこのチャンネルの韓国人の方は、日本のことが好きですし、そして何より韓国のことが好きなのです。
そして、先ほどコロンビアのツイッターの画像を挙げましたが、別のコロンビアの方?が日本語で以下の文章を投稿しています。
こういった対応こそが、コロンビアの印象を良いものにするわけです。素晴らしい対応だと思います。
まとめ
自国が蔑まれたからといって他国を攻撃し返すのは、最も賢くない行為です。どこの国にも、偏った意見を持つ人は少なからずいます。それは大多数を代表する意見ではありません。
一部のネガティブな意見に流されず、きちんと相手をリスペクトすることこそが、自国の評価を高くしようとする真の愛国者なのです。
最後まで見てくれてありがとうございます。