人生に地図はない

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経済的自由と幸せに生きる方法を日々模索する、社会人ブロガーによる社会系雑記ブログ

エントロピー増大の法則と今後の人類社会について

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エントロピー増大の法則とは

 

こんにちは。

 

 

皆さんはエントロピー増大の法則という法則をご存知でしょうか。エントロピーとは簡単に言うと「無秩序度合」のことを表します。(厳密には違うが、だいたいそういった意味で捉えられている)

 

 

例えば、きちんと整理整頓された綺麗な部屋はエントロピーが小さい状態で、散らかった汚い部屋はエントロピーが大きい状態です。

 

 

そして、このエントロピーは自然界では常に「小さい→大きい(秩序→無秩序)」という方向に向かっていくとしたのが「エントロピー増大の法則」です。

 

 

綺麗に一列に並べられたボールは放っておくとバラバラになっていきます。透明な水に絵の具を一滴垂らすと、混ざり合ってゴチャゴチャになります。

 

 

でもこれって、冷静に考えてみたら当たり前のことですよね。むしろ放っておくことで綺麗に分離・整頓されていく現象なんて、この世に存在しません。

 

 

 

ただの物理学か、この世の真理か

 

エントロピー増大の法則とは、要はただの物理学・熱力学の一種です。ただのと言うと失礼ですが、あくまで物理学の中だけの話なので、我々人類にはあまり関係のない話だと思います。

 

 

しかし、実はそうでないかもしれません。エントロピー増大の法則にある「世界は常に秩序→無秩序の方向に進んでいく」と言うのは、ひょっとするとこの世界全ての真理をついている可能性があります。

 

 

宇宙も地球も、この世界にあるあらゆる物は全て無秩序(混沌)に向かっていくのです。時が経てば規則的になっていくというものなど、この宇宙には存在しないのです。

 

 

一見宗教か何かのように聞こえるかもしれませんが、僕は最近これが宇宙の真理である気がしてしょうがありません。

 

 

そして、私たちのこの人類社会も、これからどんどんと無秩序の方向に向かっていくと僕は確信しています。

 

 

 

これからの人類社会

 

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時が流れるにつれて、これからの人類社会はどんどんと無秩序でカオスになっていくと思います。というより、今も昔に比べて確実に「無秩序」状態になってきているのです。

 

 

例えば、家族の在り方です。長らく人類社会では家族の在り方といえば決まった数種類の体系に限られていました。ところが現代では、ありとあらゆる多様な家族が登場しています。

 

 

フランスでは結婚をしない家族というのが一般的になりつつあります。また、同性婚などが世界各地で認められるようになり、カップルやパートナーが必ずしも異性とは限らなくなってきました。

 

 

この流れはどんどんと加速していきます。

 

 

「夫婦は必ず婚姻状態にある」「カップルは異性同士以外あり得ない」。そんな“秩序”だった世界には、もう戻らないでしょう。

 

 

未来の人類社会では友達同士で家族になったり、人類以外の生物と家族になれたりするでしょう。あるいは「家族」という定義すら消えて無くなってしまうのではないでしょうか。

 

 

国家観も、無秩序になっていきます。一昔前までは民族とか国民国家とか、人類はハッキリとした境界線で何百にも区切られてきました。

 

 

ヒトラーが「ユダヤ人」という民族を根絶やしにしようとしたり、自国第一を掲げ他国を侵略したりしたのは、民族や国家という規則が厳格に存在したからです。

 

 

現在では、そういった意識は人類全体で低下してきていると思います。国際化で世界中の人と情報が絶え間なく行き来しています。国際結婚によりハーフと呼ばれる人間が増えてきました。

 

 

むしろ、ハーフと言う名称があるだけ、まだ秩序が整っている証拠です。「両親共に日本人」という秩序が成立しているのですから。

 

 

未来の人類社会では、もはや国民・国家という考え方は無くなっているでしょう。○○人とか、△△国民とか、そういった秩序は消滅します。

 

 

 

まとめ

 

これからの人類社会は、限りなく無秩序な方向へ流れていくと思います。しかし、無秩序だからと言って必ずしもネガティブなわけではありません。

 

 

考え方を変えると、あらゆる常識や制約から解放され、個人の人間としてより自由な生き方ができる社会になるとも捉えることができます。

 

 

いずれにしてもこれらは遥か未来の話なので、私たちが生きている今後数十年では、社会はそう大きくは変化しないでしょう。

 

 

しかし遠い遥か未来の人類社会のことに思いを馳せてみるのもなかなか面白いですね。

 

 

 

最後まで見てくれてありがとうございます。